大手スーパーのイオンリテールがコロナ時代に対応した新たな店舗をオープンしました。
最新の技術を生かした並ばないレジで感染対策と売上アップの両方を実現するというのです。
一体どんな店舗なのか取材してきました。
イオンリテール株式会社
[blogcard url="https://www.aeonretail.jp/"]
千葉市で4月16日にオープンしたイオンスタイル千葉みなと店。
中に入るとスマホがずらりと並んでいます。
これを取って装着。
専用のスマホを買い物カゴに装着して買い物スタートです。
スキャンを押して、バーコードをかざす。
スキャンした商品の名前と価格が表示されます。
これはイオンリテールが取り入れた会計システム「レジゴー」。
スーパーの会計といえばレジに並んで店員が商品をスキャンするのが見慣れた光景でした。
このレジゴーは店の専用スマホを使い、店員と接触せずに支払いまで済ませられます。
「お支払いコード」、これですね。スマホに入っているデータが一瞬でレジに飛びましたね。
さらに、
お支払いスタート。
触っていないのに反応。
こちらの部分にお金を入れたら完了ですね。確かに今のところ機械にまったく触れていません。
精算パネルには一度も触れずに支払いまでできました。
接触機会を減らし、感染の予防にもつながります。
「導入のメリットは?」
イオンスタイル千葉みなと店の越後直樹店長、
レジ待ちが無く、タッチ(接触)ポイントが減った。
お客様の反応は…
精算パネルの非接触はありがたい。この時期なので人が触ったものは触りたくない。
お客様の利便性アップにつながったレジゴーは店側にも思わぬメリットがあったといいます。
買い上げ点数が2割ほどアップしている。
買おうと思った物を買い忘れるケースが多い。スマホに表示されることで買い忘れ防止になる。
商品リストや総額「見える」化され、買い忘れが防げたため売上アップにつながったのです。
店では在宅勤務など巣ごもり生活に合わせ、鮮度の高い生鮮品や保存が効く冷凍食品の取り扱い量を増やしました。
テクノロジーを活用しつつ、新型コロナシフトを加速させるスーパー。
4月22日からはお客様が自分のスマホにアプリを入れてレジゴーが使えるようになります。
イオンリテールは来年初めまでにレジゴーの導入店舗を現在の3倍を越す100店舗に広げる計画です。