東京の品川と神奈川の三浦半島、そのして羽田空港へのアクセスを担うのが京急です。
新型コロナの感染拡大で利用者は大幅に減る中、京急は4月15日に新たな車両を公開しました。
キーワードは「稼ぐ車両」です。
京浜急行電鉄株式会社
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羽田空港の国際線到着ロビーに直結する京急線の羽田空港第3ターミナル駅。
ホームで待つ人の数もまばらですね。そして空港から電車に乗り込む人の数も少ないです。
新型コロナの影響で空港を利用する人が減ったため乗客も大幅に減少。第3ターミナル駅の利用者は1年前に比べ70%以上減り続けています。
京急線全体の利用者も減少していて、今年3月までの1年間の決算では253億円の最終赤字に転落する見通しです。
その京急が期待をかけて導入するのが…
新型コロナによる利用者の減少に苦しむ京急。
4月15日にお披露目したのが新造車両の1000型です。
京急電鉄の運輸営業部、今井真史さん、
この新造車両は稼げる可能性を秘めた「稼ぐ車両」として期待している。
稼ぐ車両とはどういうことでしょうか。
車内は普通の通勤電車に見えますが…
ロングシートとクロスシートが回転できる座席になっている。
クロスシートに変更された。
座席の向きを変えられることで、この車両を有料の座席指定列車や貸し切りのイベント列車にも活用できるといいます。
すべての座席にコンセントを配備。
トイレも設置されています。
京急では初めてのトイレ付き車両だがウォッシュレットまで付けた。
京急ではこの新造車両を企業や個人にイベント列車として利用してもらう際には駅のホームを使ってイベントも開催できるようにする考えです。
アフターコロナも鉄道の利用はコロナ前の水準に戻らないと想定している。
貸し切りイベント列車の利用など増収対策を進めていきたい。