
佐藤食品工業株式会社
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1973年、オイルショックが日本を襲ったこの年、のちのロングセラー商品が誕生しました。
それがサトウの切り餅です。
日本人が大好きな餅。かつて、つきたての餅はお正月しか味わうことができませんでした。
それをいつでも気軽に食べられるようにしたのが「サトウの切り餅」。
発売から44年、餅の常識を変えたロングセラーとは?
サトウの切り餅
サトウの切り餅の原材料はいたってシンプル。ズバリもち米のみ。
国内産もち米を年間約1万5,000トンも使用します。
ニュルッと出てきたのは練ったもち米。これを機械の杵でついていきます。
伝統の製法を忠実に再現するため餅の温度に合わせて、つく回数を計算しています。
佐藤食品工業株式会社の赤塚昌一生産本部長は、
1塊当たり100~130回の間で調整している。もち米の種類や品目によって毎日調整が必要になる。
その餅が運ばれた先には冷却装置。80度近くある塊を薄く伸ばして一気に20度まで冷やします。
一体なぜ?
昔から「寒つき餅がおいしい」ということで、冷ますことで餅のコシや独特の伸び、バランスがとれてくる。
歴史と進化
1950年、米どころ、新潟県で創業した佐藤食品工業株式会社。
約60年前からお正月用の伸し餅の製造を始めましたが、常にある問題を抱えていました。
それはカビです。
カビがつかなければ正月だけでなく年中売れる商品になる。
試行錯誤を繰り返し、餅全体を半真空状態で包装した板餅を開発。賞味期限は6ヶ月でした。
そして1973年、3つずつに小分け包装し発売したのが「サトウの切り餅」。1年保存できるようになり爆発的なヒットを記録しました。
さらにカビを防ぎながら、つきたての食感や風味を維持するため無菌ルームでの包装を始めました。この無菌包装技術、あの「サトウのごはん」の開発のきっかけにもなったともいいます。
ご家庭で食べている食品の味をそのまま本物と同じように提供したい。
そして2016年、餅のために3年かけて開発した特殊な包装フィルムを導入。賞味期限は2年に更新されました。
正月の食材から立派な保存食までなったサトウの切り餅。最近では朝食向けにスティック状の餅を使ったレシピを提案。正月料理に飽きた人にもオススメです。
ロングセラーの極意とは、
白い餅1本、白いご飯1本、素材そのものの美味しさにこだわる。どのように餅を食べてもらえるか、お客様に提案していくことが、この消費の維持拡大することの1つ。