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[WBS]ポーランドとブルガリア向け!ロシアが天然ガス供給停止

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ロシア政府系の企業、ガスプロムは27日にポーランドとブルガリアへの天然ガスの供給を停止したと明らかにしました。ウクライナへの侵攻以来、ロシアが天然ガスの供給を停止したのは初めてで、こうしたロシアの強行な姿勢がヨーロッパ全体に及ぶのではとの懸念が広がっています。

ロシアがガス供給停止!

「脅迫」当事国は反発

ポーランド
モラウィエツキ首相

ロシアのガスプロムから脅迫を受けた。

こう語る、ポーランドのモラウィエツキ首相。

ロシア政府系企業ガスプロムが27日に天然ガスの供給を停止しました。

ロシアが要求する通貨ルーブルでガス代金を支払わなかったため、ロシアが対抗措置に踏み切った形です。

ポーランド
モスクワ気候環境相

戦争が始まった日から言い続けているようにわれわれはロシアのエネルギーから完全に独立する準備はできている。

ポーランドは消費する天然ガスの半分程度をロシアに依存していますが、備蓄量は76%に上るほか、調達先の多角化のめどは立っているといいます。

ワルシャワ市民

ガスの料金が上がるけど仕方がない。

ワルシャワ市民

難しい話だけどロシアは倒さないといけない。

ロシアからのガス依存度が70%以上とされるブルガリアもロシアの対応に怒りをあらわにします。

ブルガリア
ペトコフ首相

ブルガリアを経由するガスプロムとの契約を見直す。一方的な恐喝は容認できない。

ブルガリアは少なくとも1ヵ月は必要量をまかなえるとし、その間に代わりの調達先も確保できると強調します。

ルーブルでの支払い要求に反発する各国に対し、強硬策で揺さぶりをかけるロシア。

EUのフォンデアライエン委員長は「不当で容認できない」と非難する声明を出しました。

「脅迫」に現地の反応は?

ポーランドの首都ワルシャワには立花剛記者がいます。

佐々木明子キャスター

今回のガス供給停止に対して現地の人々はどう反応しているのでしょうか?

立花剛記者

今回のロシアの発表に対してポーランドの新聞では「ロシアからのガスが止まった」と一面で大きく伝えています。
市民に話を聞くと比較的冷静な反応が聞こえてきました。というのもポーランドではすでにロシアからのガス調達を減らす取り組みをしています。今年末でロシアとの契約が終了するのを前に10月からはノルウェーやデンマークなどから調達する計画です。
また現地の報道によると40~180日分のガスの備蓄があるといいます。
また市民の冷静な反応の一つにはこの季節も大きく関係しています。
きょうのワルシャワの最高気温は17度、冬になるとこのあたりは氷点下10度まで下がりますが、これから暖房器具と使わずに生活できる季節を迎えるので大きな混乱はないのではという声が大半でした。

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