sid株式会社
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受賞してるけど知らない会社。
続いての賞は革新ビジネスアワード。
これフジサンケイビジネスアイが主催するその年の特に革新的なビジネスを選定する賞なんですが…
2020年、大賞に選ばれたのが…
埼玉県川口市の住宅地にあるsidって会社。って聞いたことない社名!
失礼ながら建物も大賞って感じはしませんが…
こちらがsidの清水勝明社長。
本当にスゴいものを作って大賞を受賞されたんですよね?
これは本当です。
一番いい賞もらいました。
「売上げってどのくらいですか?」
6億円前後です。
なんとすでに6億円も稼いでいる!
一体何で大賞を受賞したのか?
それがこちら!
グラスです。
取り出したのはごく普通な透明なグラス!?
特に変わったところは見当たりませんが、これが結構スゴいんです!
「ガラスのコップで受賞されたんですか?」
割れないんです!
「これは何?」
最強のグラス!
こちらのガラス、落としても、投げつけても、割れない!
どうぞ持ってください。
さらに…なぜか結構柔らかい!?
形状記憶なので置いておけば元に戻る。
「ガラスじゃない?」
ガラス以上のプラスチック。
これが革新ビジネスアワード2020を獲得したガラスを超えたプラスチック「Hare hare(ハレハレ)」。
割れなくて安全なだけでなく、ガラスを超えたさまざまな特徴があるという。
まずは、
ガラスよりも透明です。
こちらがうちのハレハレです。これが通常のガラスです。
透明なプラスチックと比べてみてもその差は歴然!
そうハレハレはガラスよりもプラスチックよりも断然透明な素材なんです。
さらにこのハレハレ、その軽さも特徴。重さはガラスの3分の1。
なのでハレハレで作ると大きなシャンデリアもわずか8kg、女の子でも持てちゃう。
しかしハレハレの一番のウリはもっと別のところに!
それが、
ガラスよりですね…
グラスが熱くなりません。
普通、ガラスのコップに熱湯を入れると、
アチッ!
グラスが熱くなりますが…
熱湯をハレハレのグラスに注いでみると…
「大丈夫ですか?」
「スゴい!」
「全然熱くない!」
火傷しません!
実はハレハレ、ガラスよりも熱を通しにくい性質がある。だから熱湯を注いでもグラスが熱くならないってワケ!
簡単に言うと魔法瓶。
まさにガラスを超えた究極の透明素材。でも、こんなすごい素材をどうやって作れたのか?
ヒミツはこちらの黄色いマシンに!
プラスチックの製品を作る成形器。
シリコンの型に樹脂を流し込んで成形します。
普通、ガラス製品は職人さんが熱したガラス樹脂に息を吹きながら作っていくのですが、ハレハレのグラスはこちらのマシンの中でドロドロの樹脂をシリコンの型に流し込んでつくる。
ただこの方法、普通にやると樹脂の中にどうしても空気が入る、結果うまく透明にならなかったりする。
ところがこのマシンは!
真空にしてます。超真空!
超真空とは限りなく近い状態のことで…
実は清水社長は世界トップクラスの高真空を作る達人!
この高真空状態で型に樹脂を流し込むことで空気が混じらずガラスを超えた透明なプラスチックを作ることができるんです。
「他社ではできないんですか?」
おかげさまで!
世界でもできない。
sidは新素材ハレハレでがっちり!