
長年親しまれてきた路面電車が存続の危機に陥りました。
それを救ったのは心も体も温まる「おでん」でした。
豊橋鉄道株式会社
[blogcard url="https://www.toyotetsu.com/"]
愛知県豊橋市。

いまも中心部を路面電車が走る街です。
夜、その路線に少し派手な装いの路面電車が…

中を覗くとそこはまるで居酒屋。

電車の音とガタンガタン。

この揺れでビールを飲む。

この路面電車、豊橋鉄道の「おでんしゃ」という冬の風物詩でした。


おでんしゃ
毎日夜6時を過ぎると豊橋駅前にはおよそ30人の行列ができます。


特別電車「おでんしゃ」に乗るためです。
市内をおよそ1時間20分かけて走り、豊橋駅前に戻ってきます。

すでに車内は走る屋台へと姿を変えていました。

生ビールは飲み放題。しかし、車内は狭いためジョッキはお客様同士による手渡しです。

お酒と一緒にお客様が楽しんでいるのは熱々のおでん。

ダシがよくきいて練り物もおいしい。

これぞ豊橋の味。

実は昔から地元で親しまれている豊橋おでん。

特にちくわが有名です。
ヤマサちくわ株式会社
[blogcard url="https://yamasa.chikuwa.co.jp/"]
おでんを作っているのは1827年創業のヤマサちくわ。

ちくわの材料となる鮮魚を職人が1匹ずつさばく。

さばいた鮮魚は昔ながらの石臼を使い丹念に練り上げます。

そして練り上げたすり身を香ばしく焼き上げていく。

両端が白くなるちくわの焼き方、実はここヤマサが発祥だといいます。

ヤマサちくわの佐藤元英社長、
チンチン電車は豊橋のシンボル。

その中で提供されるおでんが豊橋名産であってほしいとヤマサちくわが提供した。

走る屋台
おでんしゃではおつまみ弁当、地酒が付き、生ビールは飲み放題、そして目玉のおでん。

発熱剤が入っているので熱々おでんが車内でも楽しめます。
実はこのセット、出発の4時間も前から準備を行います。

早めに始めるのにはワケがあります。

準備をする今泉隆優さん、実はおでんしゃの運転士でもありました。

出発から1時間を迎えた頃、おでんしゃは最高潮に達していました。

おでんしゃ走って行け♬おでんしゃどこまでも♬

そしてオリジナルグッズが当たるじゃんけん大会で盛り上がる。

存続の危機
大人気のおでんしゃ、しかし誕生の背景には路面電車存続の危機がありました。

1924年、大正13年創立の豊橋鉄道。

ピーク時は年間およそ950万人だった利用者が平成10年ごろには300万人に減少しました。


豊橋鉄道の梅村仁朗部長、
車が一つの家庭に2台3台とある。その中で「路面電車はいらない」。

廃止の危機を救ったのが夏のビール電車に冬のおでんしゃです。


路面電車の存続をかけたプロジェクトが大ヒット。
発売開始後3日程度でほぼ満席になる状況が続く。

非常に楽しんでいる姿を見ると頑張る気持ちがわいてくる。

豊橋鉄道に再び賑わいをもたらしたおでんしゃ。
この日も1日の行程を終えて豊橋駅に戻ってきました。
めちゃめちゃ楽しかった。

ぜひみなさん食べに来てください。

おでんしゃ最高~~~
