[WBS] 東京五輪「組織委」って何?初潜入!知られざる巨大オフィス!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

東京オリンピックまであと3年です。番組では7月24日から2020年まで大会に関するさまざまなテーマを独自の視線で掘り下げる新企画「Road To TOKYO」をスタートします。

「Road To TOKYO」初回のテーマは「大会組織委員会ってなに?」です。

7月24日に開かれた東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の理事会。会長はお馴染みの森喜朗元総理大臣が務めています。

大会組織委員会だけでなくオリンピックに関わる組織はいろいろあります。

主な役割をまとめていみました。

日本オリンピック委員会(JOC)、トップを務めているのは馬術でオリンピックに出場した経験がある竹田恆和会長です。主な役割として選手の育成や強化、そして選手の派遣を行っています。

次に東京都、主に競技会場の建設などを担っています。新しく水泳やバレーボールの会場を作ったり、輸送インフラの整備も担当します。

そして今回、取り上げるのが大会組織委員会。よくニュースにも出てきて聞く名前です。一体何をしている組織なのでしょうか?

その内部を取材してきました。

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

東京、虎ノ門ヒルズ。

こちらが東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のオフィスです。

中を案内してくれるのはメディア対応をするスポークスパーソン、小野日子さん。

「カメラが入ったことは?」

実はこれが初めて。本邦初公開。

仕切りがなくて広いですね。

できる限り風通しがいいようにと。

現在は1,200人が働いていますが、2020年までに8,000人に増える見通しです。

その一番大事な仕事は大会の運営です。事前の準備全般を始め、開会式の内容決めや競技スケジュール、メダルの作成のほか、選手村の運営に至るまで大会に関わるありとあらゆる仕事を担当します。

これだけの規模の大会なので関係する人も多い。打ち合わせは本当に日々という感じ。

室伏広治さん

室伏さんもいる。

元ハンマー投げ日本代表の室伏広治さん。アテネオリンピックの金メダリストで誰もが知る元トップアスリートです。

現役を引退する前の2014年から組織委員会で働き始めました。

「大会組織委員会でどういう役割か?」

スポーツ局長をしている。主に競技運営について競技団体やIOC(国際オリンピック委員会)と調整している。

室伏さんは競技をしているイメージが強い・・・。

ハンマーを投げているときとは違うなというのはある。オリンピックは恩返しができるチャンスだと思う。

スタッフ

ほかにはどのような人が働いているのでしょうか?

東京都の清瀬市から出向で来た。

キヤノンマーケティングジャパンから。

「小野さんも元々はどちらから来られている?」

もともとは外務省。

大会組織委員会のスタッフのほとんどが国や都、地方自治体のほか、スポンサー企業やスポーツ団体からの出向者です。

さまざまな関係団体との調整を急ピッチで進める必要があるからです。

大会組織委員会のトップは森喜朗元総理大臣。そして事務方のトップは日銀副総裁も務めた武藤敏郎事務総長です。

組織委員会は「国や都の組織の一部」と誤解している人が多い。われわれは純粋な民間団体。民間収入だけで成り立っている。

収入源

その収入源の大きな柱はスポンサー料です。スポンサー企業集めも組織委員会の最も重要な仕事なのです。

さらにチケットの販売も担当しています。オリンピックの運営費1兆4,000億円のうち、組織委員会は6,000億円を負担。それを自分で稼ぐ必要があるのです。

そのためにこんなものも。

グッズがたくさんある。

オリンピック関連グッズの企画・販売も組織委員会の仕事です。

グッズは今、約300種類ある。2020年までに10万種類まで増やしたい。

グッズの売り上げは100億円以上を見込んでいます。これも運営費に回るのです。

品川区スポーツ協会

早速、大口で購入したお客様もいます。品川区スポーツ協会です。

野呂瀬久事務局次長は、

大会組織委員会から購入した法被、うちわは5,000枚。値段は約60万円。

実は品川区はオリンピックやパラリンピックでホッケーやビーチバレーなどの会場になっています。

イベントなどで法被などを着たり、うちわを配ったりすることでPRしようというのです。

東京でオリンピックをやるというのは皆さん知っているが、それぞれの競技がどこでやるのか浸透していない。ハッピを着ながら、うちわを配りながら3年後のオリンピックに向けて機運を盛り上げていきたい。

7月24日でオリンピックの開会式まであと3年。

競技会場の工期の遅れなども指摘されるなか今後、組織委員会の役割がますます重要になっています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする