学校の一斉休校や卒業式の中止で余ったものの安売りが始まっています。
株式会社ローソン
[blogcard url="http://www.lawson.co.jp/"]
ミルク缶が目印のコンビニエンスストア「ローソン」は、9日からホットミルクを半額で提供します。
多くの学校が一斉休校してから3月4日で3日目。
主な目的は給食中止で減った牛乳の消費を増やすこと。
休校が続くと見られる20日まで実施します。
有限会社アキダイ
[blogcard url="http://www.akidai.jp/"]
給食中止の余波はスーパーの店頭にも。
アキダイの秋葉弘道社長、
毎度~いらっしゃいませ。
ホウレン草も小松菜もみんな安いからチャンスですよ。
ホウレン草は100円、
小松菜は58円と先週末より2割ほど安く販売しています。
倉庫に向かうと、
ホウレン草とか小松菜とかですね。
ここにも今日販売する分の葉物野菜が控えていました。
学校給食の市場は大きく、そこで売れるはずだったものが売れていない。
市場で野菜が飽和状態になり、価格が安くなると市場関係者も生産者も大変。
学校給食がなくなり、市場に溢れた葉物野菜。
このスーパーでは多く買い取り、なんとか売り切ろうとしています。
正直、今まで食材にこれほど影響を与えた病気はないと思う。
いつ収束するかは分からないので。
早く収束してもらわないと。
収束してからその後、徐々に食品価格が回復していくと思う。
特定非営利活動法人日本もったいない食品センター
[blogcard url="https://www.mottainai-ichiba.org/"]
新型肺炎の拡大で街からは観光客が遠のき、イベントも次々に中止に。
その影響はこんなところにも。
こちら食品ロス削減ショップということで廃棄される可能性の高い物を主に取り扱っている。
こちらはNPO日本もったいない食品センターが運営する小売店です。
アロエ入りのドリンクが18円。
とろろそばが40円など、賞味期限が切れたがまだ食べられる加工品などを格安で販売しています。
最近、取り扱いが増えたのは…
日本もったいない食品センターの高津博司代表理事、
例えばこういった商品。土産店で売っているような物。
観光客が大幅に減ったため各地でお土産用のお菓子などが大量に売れ残り、こちらで引き取っているといいます。
賞味期限が3月4日で切れるこちらの商品は半額で売られていましたが、明日以降さらに価格を下げて販売していくといいます。
コロナ関連というのは少しずつ1日1件2件と増えてきていて、多いときは1件で大型トラック1台2台とか数量で言うと何万個とか。
倉庫を見せてもらうと、先ほど店頭に並べてあった商品がまだ山積みされていました。
さらにこうした賞味期限が近い商品だけでなく、新品の買取相談が増えているといいます。
賞味期限が6月まで大丈夫です。商品はひなあられ。
「ひなまつり」などそのとき限りのイベントの商品は中止になってしまうと通常の店では扱えないため買い取りの相談が後を絶たないといいます。
売り上げゼロというわけにもいかないし、買う人はいるので、あと1ヵ月、今月末から来月ぐらいが一気に余った商品が出てくるかな。
愛眼株式会社
[blogcard url="https://www.aishakan.jp/"]
イベントといえばこの時期、最も大きな行事のひとつが卒業式です。
ところが今年は新型コロナウイルスによる感染のリスクを回避するために早稲田や慶応などの大学が相次いで卒業式の中止を発表しています。
その影響を受けているのが…
愛眼の愛写館横浜本店の伊藤亮店長、
こちらの方が全部そうです。
今の段階では全体の10%ぐらいキャンセルの連絡がきている。
こちらはレンタルの袴です。
本来は学生たちに貸し出す予定だったものですが卒業式の中止が決まった学生や親からキャンセルの連絡が来ているといいます。
最近では小学生で卒業式にあかまを着たいという子どももいて結構な数が入っている
大学生だけでなく児童のニーズもあり、はかまの貸し出しが1年で最も集中するこの時期、キャンセルの連絡は今後も増えるのではないかと不安を隠せません。
東日本大震災の時に中止になって、私の知る限り今回入れて2回。
最終的にはふたを開けてみないとなんとも言えないが、キャンセルが全体件数の5~6割いくのではないか。
今のままでは厳しい。
LRM株式会社
[blogcard url="https://www.lrm.jp/"]
新型コロナの影響はベンチャー企業でも広がっています。
情報セキュリティーサービスを手掛けるこちらの企業では仕事の依頼などがこの1週間でおよそ5割減りました。
LRMの幸松哲也社長、
多くのお客様がリモートワークやコロナウイルス対策をやらなくてはという状況。
情報セキュリティーの問い合わせは後回しになっているのではないか。
万が一の資金繰り悪化に備えて利用したのが、3月4日にサービスが始まったオンライン資金調達相談。
会社の情報に加え、希望する調達額やその時期を入力。
そしてベンチャーキャピタルと呼ばれる投資会社を選びます。
すると投資に応じてもいいという投資会社から連絡が届き、オンラインで即座に資金調達の相談ができるシステムです。
投資を検討しているグロービス・キャピタル・パートナーズの高宮慎一代表、
「どれくらいの金額を調達したい?」
今のところ1億円。相談が初回だから分からないが。
コロナウイルスのような一過性のイベントで足元の数字が痛むことは気にしていない。
セキュリティーは大事なので市場的には注目していた。
資金調達に期待が持てそうです。
マイナス影響が出てくるので早めに資金調達をして、成長のための投資を止めたくないので意識は早まった。
株式会社マネーフォワード
[blogcard url="https://corp.moneyforward.com/"]
このサービスを3月4日に始めたのがマネーフォワード。
資金調達をしたいベンチャーと投資会社をマッチングし、新型コロナで厳し環境にあるベンチャーを支えています。
マネーフォワードの金坂直哉社長、
スタートアップは資金繰りが生命線だと思っている。
資金調達の取り組みを通じて倒産するスタートアップが出なければいい。
イベント自粛 世界でも…五輪開催の行方は!?
そしてついに19日から予定されている春のセンバツ高校野球にも影響が。
無観客で開催するか中止するかを検討し、11日に最終決定することになりました。
また東京都の小池知事は、
皆さまに花はめでていただいても、そこで花見の宴会的なことはご遠慮いただけないかと。
桜の名所である上野恩賜公園などでの花見を控えるよう異例の呼びかけをしました。
世界でも自粛の動きが広まっています。
来月のIMF(国際通貨基金)の春季総会がビデオ会議に切り替えられ、中国の習国家主席の来日も延期の見通しが高まっています。
そして開催の行方が注目される東京オリンピック・パラリンピックについて、先ほどIOCと話し合った組織委員会の森喜朗会長は…
「いつまでに五輪開催を判断すべき?」
神様じゃないので、それは分からない。
できるだけ柔軟に対応することが今の状況下で与えられたわれわれの使命。最大限考慮してやっていく。
聖火は20日に宮城県の東松島市に到着する予定です。
関係者の話によりますと日程が身近に迫っているため到着セレモニーに関しては無観客で実施の方向。
その後も聖火リレーについて、沿道の観客に自粛を求めることはあり得るといいます。
それでもIOCは中止や延期の可能性を改めて否定、開催へ前向きの姿勢を見せています。
IOCのバッハ会長、
2020年東京五輪の成功へ、われわれは自信を持っている。
厳しさ増す海外からの目!「緊急事態宣言」発動は?
世界が注目する東京オリンピック開催の行方。
この人は…
アメリカのトランプ大統領、
会場に数百万ドルを費やしているから開催できないのは悲しい。
だが、それは日本次第だ。
一方で日本の感染拡大には警戒感を強めています。
イタリアや韓国の状況を注視している。日本もだ。
渡航禁止するのか正しい選択を正しいタイミングで行う。
アメリカから日本への渡航規制の可能性について初めて言及しました。
感染拡大が止まらない日本。アメリカ以外の対応も厳しさを増しています。
中国・北京市や上海市などは3月3日、日本からの入国者について14日間、指定するホテルなどでの経過観察を求めると発表しました。
3月4日、上海に向かうという男性がいました。
「隔離について?」
騒ぎすぎじゃないか。
また別の日本人男性は14日間隔離されるのを覚悟の上で上海経由で内陸部の内モンゴル自治区に行くと話していました。
日本の感染者は増え続けています。
3月4日、クルーズ船の乗客乗員を含めて1,000人を超えました。
安倍総理は立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木代表ら野党の党首と相次いで会談。
新型コロナウイルスの拡大に対する「緊急事態宣言」を可能にする法改正に向けて協力を要請しました。
総理が期間や地域を決めて緊急事態宣言を出せば、外出自粛の要請やイベント中止の指示ができるようになります。
各党当主から建設的な意見もいただいた。
与党、野党と協力しながら克服したい。