
三度、後藤知事登場。次なる日本一は何?
富士山の麓の地域で身だしなみに欠かせないアレを日本で一番作っているところがある。
「知事もつけてます?」
はい!
ネクタイの生地
山梨県東部に位置する南都留郡西桂町。雄大な富士山を望むこの地にどんな儲かり日本一があるのか?
「身だしなみに欠かせない日本一のものって何ですか?」
目の前にあるコレなんです!
「ネクタイ?」
ネクタイの生地の出荷額が日本一なんです。
ネクタイそのものじゃなくて?
生地ですね!
山梨県が誇る日本一はネクタイの生地。そのシェアは47%。
山崎織物株式会社
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ネクタイの生地を作り続けて54年の老舗、山崎織物株式会社。
早速、ご自慢の生地を見せてもらうと…、
グチャグチャで!
「もうちょっと整理した方がいいんじゃないんですか!」
そうですね。すいません。
ここに置いてある生地は全てネクタイ専用の生地。さらに棚に並んでいるのはサンプルのストック。
生地サンプルです。約3万柄ぐらいあります。
さすが半世紀の歴史を感じます。
現在、山崎社長のところでは年間12万本分のネクタイ生地を生産しています。
それにしてもなぜ山梨県でネクタイの生地作りが盛んになったのか?
山崎織物株式会社の山崎泰洋社長は、
ここは地形的に富士山の溶岩が流れた後に出来ている町なんです。耕作面積も狭いということで江戸時代に入ってお代官様が地域の産業振興ということで力を入れて甲斐絹(かいき)という生地が江戸に出荷されるようになった。
甲斐絹
甲斐絹とは細く滑らかな絹糸で織った高級生地。美しい光沢と細やかな模様や絵柄が特徴。
羽織の裏地や座布団などに使われ江戸時代から大人気でした。
ところが明治時代に入ると着物から洋服へ様変わり。絹の出番が徐々になくなっていきました。
これはなんとかしなければと織物職人たちが目をつけたのがネクタイの生地。というのも、
ネクタイは締めやすさなどを要求されるので非常になめらかなシルク素材が使われています。
ネクタイの生地に一番合うのが絹。しかも甲斐絹づくりで培ったノウハウがネクタイの柄のデザインに活かせる。
ということでアッという間に一大産地になったのです。
富士山の湧水
そしてもうひとつ、山梨県にネクタイ生地づくりが根付いた理由がありました。
「ここに何があるんですか?」
これです!富士山の湧水です!糸を染めるには水を大量に使うので、富士山の湧き水のおかげでこの地に織物が根付いている。
何万種類という柄が作れるのも富士山のお陰ってワケなんですね。
ここでおとなしめのやまなし大使、ふかわさんに問題!
ネクタイには2ヶ所、斜めに繋ぎ目が入っているのはご存知ですよね。これにはとっても大事な理由があるのですがそれは何でしょうか?
正解は生地をナナメを取るから。
なぜ、わざわざ斜めにするかというと、
ネクタイの場合は締めた時に生地が伸びてほしいので、生地が伸びる方向は斜め45度。縦横には伸びない。
生地の糸は縦と横に織っているので縦に引っぱっても横に引っぱっても伸びません。ところが斜めに引っ張っると伸縮します。
この方がネクタイが締めやすいといいます。
現在、大手紳士服メーカーや全国にある学校の制服など年間215万本分の生地を生産。
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