[WBS] 飲食店3,000店以上の料理お届け!配達員たちの「自由な働き方」とは?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

本業の配車アプリでは日本への参入に苦戦しているアメリカのウーバー・テクノロジーズですが、現在別の事業が勢いを増しています。

それが出前サービスのウーバーイーツです。

2016年に始まりましたが、今ではマクドナルドなど大手チェーンを含めた3,000以上の飲食店が登録していて7月には関西にも進出しました。

配車アプリで苦しむ中、なぜこの出前サービスが勢いを強めているのでしょうか?

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ケバブカフェ エルトゥールル

東京・中野駅近くにあるケバブ店「エルトゥールル」。

こんがりと焼けた鶏肉、それをナイフで削ぎ落としていきます。

「おいしそう、食べてみたい」と思って入った。

この店を経営するのはトルコ人のゲルズ・ムハメット・アリさん。

売り上げを増やそうと2017年、ウーバイーツという料理配達サービスと契約しました。

まずは店に設置したタブレット端末にお客様からの注文の通知が届きます。

注文内容を確認してアリさんは調理に取り掛かります。

するとそこに現れたのは、

ウーバーです。

ウーバーイーツの配達員。

届ける先は近隣のオフィスが中心だといいます。

この店ではウーバーイーツの導入後、売り上げが15%ほど増えました。

ウーバーイーツを始めて本当によかった。

ほかでケバブを売っている友達も「ウーバーどうですか」と聞いてくる。

「やるの良いと思う」と教えている。

Uber Eats(ウーバーイーツ)

ウーバーイーツを支えているのが配達員です。

その数は増え続けていて、現在登録者は1万人に上っています。

どのような人が配達をしてるのでしょうか?

ひさおさん

都内のIT企業に勤めるひさおさん。

2017年、副業としてウーバー配達員を始めました。

この日、帰宅したのは夜8時。

休む間もなくウーバーイーツから支給されたリュックを取り出し帽子もかぶってスタンバイ。

5分後、早速連絡が入りました。

スマホのアプリに表示された目的地は近所のマクドナルドです。

大きなリュックを背負い自転車で急いで移動します。

こんばんは、ウーバーです。

家から自転車で5分ほどのマクドナルドに到着。

ハンバーガーを受け取ると今度はアプリに届け先までの道順が表示されました。

5分ほど先のマンションまで急いで移動します。

この日は1時間半ほど働いて注文は2件。

収入は合わせて1,021円でした。

2年前、会社の方針で残業が減ったことをきっかけに副業を探し始めたというひさおさん。

ウーバーイーツのある特性に惹かれたといいます。

シフトを出す必要がない。やりたいときにできる。

疲れたらやめればいいのでそれが一番いいところ。

Syujuさん

こちらは3人を子育て中のママ、Syujuさん。

実は彼女もウーバーの配達員です。

子どもを保育園に預けた後の1~2時間ほどを利用して副業として配達の仕事をしています。

そしてSyujuさんのもうひとつの顔がスマホを使ったこの仕事。

リツイートしていた焼き芋店にやっと来られた。

インターネット上でライブ動画を配信する通称「LIVER(ライバー)」と呼ばれる仕事です。

3年前まで介護施設で働いていたSyujuさん。

しかし子どもが風邪を引いたときに休めないなどの悩みがありました。

子育てを最優先しながら働ける仕事を探していたところライバーとウーバー配達員という新しい2つの仕事に辿り着いたといいます。

家事、育児の合間にできたり、自分や子どもの体調に合わせて、家族を一番大事にした状態で合間に仕事ができる。

ウーバーイーツにみんな登録すればいい。

みんながそれぞれ働ける時間帯で働き先があるのは良いと思う。

尾崎浩二さん

そんなウーバーの配達員たちが集まるビルがあります。

同じカバンを持った人たちが続々と集まってきました。

中について行ってみると、

ここが配達員の待機所。

ウーバー配達員の尾崎浩二さん。

尾崎さんは週に1日2時間、都内のレンタルスペースを自分で借りてウーバー配達員が自由に立ち寄れる拠点を作りました。

この日は様々な職種の7人が集まりました。

ITのエンジニア。

小学校の交通指導員。

もともとアクション俳優。

この日、話し合っていたのはどうすれば多くの注文を受けられるかについてです。

土日の朝9時とか配達の依頼はどうですか。

新橋あたりにいると結構朝に配達の依頼が鳴る。

新橋は店が増えている割に配達する人が増えていない。

また新しいビジネスのアイデアも。

エレベーターに乗っていると配送業者と鉢合わせになる。ヤマトとか。

あの人たちは小包を持っている。ああいうのを僕らがやりたい(配達したい)。

さらに尾崎さんはGojo(ゴジョ)というアプリを使ってウーバー配達員が参加するオンラインの互助会を結成。

まだ70人ほどで集まったお金は1万6,000円程度ですが、ウーバー配達員が事故で怪我をした場合などに支援できるよう参加者を増やすことを目指しています。

ウーバーから基本的に配達に役立つノウハウというのは特に出てこない。

配達員が個人で培った経験をこうしたらうまくいくのかな、探りながらやっているのが現状。

尾崎さんの取り組みは有益な形ができていると思う。

アメリカ・ニューヨークではウーバーの煽りで仕事が減ったタクシードライバーが自殺したことなどから台数の規制が始まるなどウーバーへの風当たりが強まっています。

それでも新しい働き方が実現している尾崎さん。

配達員のつながりを強めるのはウーバーの本業である配車プリが日本で解禁されるときに備える狙いもあるといいます。

もともとすごくやりたいと思っていたのはウーバーのタクシー。

何年後かに日本で解禁できたとき働き方が劇的に変わると思う。

ウーバー配達員のコミュニティーを移行するなどみんなで支え合うビジネスを新しくつくり出すようなことをしたい。

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