痔の治療薬「ボラギノール」。コマーシャルが印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
このボラギノールを作っている会社を目薬で知られるロート製薬が買収することが決まりました。その狙いは一体どこにあるのでしょうか。
ロート製薬株式会社
[blogcard url="https://www.rohto.co.jp/"]
都内の薬局を訪ねると…
巣鴨萬盛堂薬局六地蔵店の平石文代さん、
こちらが痔の薬、ボラギノールです。
痔の薬をくださいという人は黄色い箱とか、この商品を探しに来る人が多い。
痔の治療薬としては国内トップシェアのボラギノール。
作っているのは会社設立100年目となる大阪の天藤製薬です。
今回、創業家などが保有していた67%の株式を売却します。
売却先はこちらも100年を超える歴史を持つロート製薬。
老舗企業同士による買収の狙いはどこにあるのでしょうか。
ロート製薬の社長がテレビ東京の取材に応じました。
「なぜ買収に踏み切った?」
日本は人口減少社会に入っているから、さらに拡大していくのは非常に困難。
アジアのネットワークやノウハウを生かすことで海外での拡大が十分可能。
現在、ボラギノールの海外販売は台湾のみ。
買収により中国やベトナムなどロート製薬がネットワークを持つ国に売り込んでいく方針です。
ロート製薬は大衆薬で国内のリーディングカンパニーを目指していて、今後も買収を仕掛けていきたいとしています。
風邪やビタミンの領域など備えていないカテゴリーがたくさんある。
魅力的なものがあれば埋めていきたい。