トヨタL&F
新幹線の電光掲示板に広告を出している会社。

続いていは「ニッポンの物流美 トヨタL&F」。

トヨタはもちろん知っていますが、L&Fってなんだろう?
やって来たのは愛知県高浜市。

早速ですがトヨタL&Fの「L&F」ってどういう意味なんですか?

国内営業部販売促進室の新屋星子さん、
「L」はロジスティクスの略で物流システムを手がけています。

L&Fの「L」はロジスティクス(物流)って意味。

自動倉庫なんかを作っているんです。

じゃあL&Fの「F」は?

「F」はフォークリフトです。

「いっぱい種類あるんですね。」
そうなんです。

フォークリフト
倉庫や工場で荷物を運ぶのに欠かせないフォークリフトを作っています。

トヨタL&Fのフォークリフトは国内販売台数1位。しかも52年連続!

2017年度の売上げはなんと1兆2,830億円。

さすがトヨタ!
高浜工場の富田博副工場長、
フォークリフトは同じように見えても1台1台違う。

エンジンの種類だったり釣り上げる重さによって変わる。

ひと口にフォークリフトといっても運ぶものによってカタチがかなり違う。

こちらは紙・パルク業者向けのフォークリフト。
ロール紙を優しく傷つけずにつかむことが出来るんです。

そしてこちらはロール状のワイヤーなどを運ぶタイプ。


木材を抱えて運ぶタイプ。

なかにはこんなタイプも・・・
横がググーンと伸びて24トンの巨大コンテナを軽々と持ち上げる。


これ港などで大活躍しているんです。

「最大どれくらいまで・・・」
43トンまで。

「フォークリフトなんですか?」

一応、フォークリフト・・・なのかな?

一応、フォークリフトみたいですね。
しかしこれだけたくさんの種類を作るとなると工場も大変で、

工場では1日260台のフォークリフトを生産。

「結構、手作業。」

ほとんどが手作業です。

いまや工場の自動化は当たり前の時代。

どの業界もロボットの導入が進んでいますが・・・
フォークリフトの場合、ほとんどが手作業。

というのも・・・
TMHG R&Dセンター製品規格部製品規格室の山田忠さんは、
元々フォークリフトは荷物を持っていない状態から高く上げた状態まで全部をバランスする絶妙なバランスになっています。

バランス
フォークリフトはバランスが命。

運ぶ荷物によって前のパーツが変わってくるから、そのバランスをとるため他の部分が1台1台変わる。

まさにオーダーメイドなんです。

急な操作をするとぐらついたりバランスを失いやすい。

トヨタのフォークリフトはとても安定しています。

「急に旋回しても大丈夫?」
大丈夫です。

任せてください。

では、その絶妙なバランスを見せていただきましょう。


「確かに急旋回しても全然大丈夫。」

安定しているでしょ。

良い子は真似をしないでください。

急旋回してもバランスが安定しているヒミツはこの棒。

横に倒れそうな力がかかるとコンピューターが感知し、この棒がロック。

それ以上、車体が倒れないようにしているんです。

速度が高いままでも支えることによって安全性が増している。

「生産効率もアップすると?」

作業効率が落ちない。

実かこれ、トヨタ独自の技術なんですって!

さすが1兆超え!
トヨタL&Fは物流システムとフォークリフトでがっちり!

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