スマートフォンなど充電したい時、充電器がどこにいったか分からずイライラすることもあるかと思います。そうしたイライラがなくなる日がすぐそこまで来ています。

東京大学
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部屋にある電気スタンド。

その中身を取り出すと…
東京大学の川原研究室、笹谷拓也さん、
コイルアンテナ的なものと電球をつなげたもの。

コンセントなしで光る。

コンセントに繋がっていなし、バッテリーも付いていないのに光るランプ。なぜこんなことが?
この部屋は「磁界」というエネルギーで満たされているので受け取るデバイス(機器)があれば電力を受け取って機能する。

何の変哲もないない部屋に見えますが、実はこの部屋は磁界になっています。

磁界とは磁石が鉄などを引き寄せる目には見えない力。磁力が働いている空間のことです。

磁界を発生させるのがこちらの装置。

電気を磁界に変え、部屋の中で受け取った側が再び電気に戻すのです。

そのためスマートフォンなら…
電子機器はアンテナを付けることで空中からエネルギーを受け取って充電される。

通常、ワイヤレス充電は充電パッドの上において充電するものですが、この部屋ならどこでもワイヤレス充電ができます。
こうした性質を持たせるためにこの部屋にはもう一つ秘密が。
外側は全てアルミの板で囲まれています。

アルミの板に電気を流すことで効率的に磁界を作り出しているのです。

東京大学大学院工学系研究科、川原圭博教授、
少しずつ効率を上げ、使い勝手をよくする必要がある。

企業の協力が必要なので、実用化のパートナーが出てくればと思う。
