大手百貨店では早くも「おせち商戦」が始まりました。令和初のおせち商戦は10月からの消費増税を強く意識したものになりそうです。

株式会社高島屋
こちら高島屋では豪華なおせちからお肉だけのおせち、お刺身だけのおせちといった個性的なおせちがずらりと並んでいます。

高島屋は9月2日、来年のおせちをお披露目しました。
用意するのはなんと1,150種類に上ります。

高島屋のバイヤー、山下聡さん、
おせちは食料品として軽減税率の適用商品ということで軽減税率を商機ととらえている。

来年は軽減税率が減速適用されるおせちのニーズが高まると見ているのです。

なかでも力を入れているのが健康的な食材を多く取り入れたおせち。
血糖値の上昇を緩やかにする効果がある特殊な甘味料を使ったものや栄養価に優れ美容効果も期待できるとされるスーパーフードを使ったものもあり、女性を意識したおせちが充実しています。


見た目は普通の伊達巻ですが中にはウコンが入っているそうです。

甘いですね、ウコンが分からないです。

その他、肉料理のみで構成された肉尽くしや、さまざまな魚介類を楽しめる刺し身尽くしのおせちなどを取り揃え、あらゆるニーズに対応する戦略です。


株式会社松屋

同じく9月2日に来年のおせちを発表した松屋は軽減税率が適用されるメリットを最大限に生かす戦略を打ち出しました。

全国の有名レストランがプロデュースするおせちを増やしたのです。

松屋のおせち担当バイヤー、鈴木章浩さん、
レストランや料亭の味が家庭で楽しめる。しかもお得に。

前年比110%の売り上げを目標に掲げている。

ただ、中には軽減税率が適用されないおせちも・・・

16万5,000円の豪華おせちです。

ザ・ペニンシュラ東京の加地吉浩副総料理長、
器のほうにもこだわっている。

金沢の1,500年続く越前漆を使った器を使用している。

実はこうした高級な重箱に入っているおせちの場合、純粋な食品とはみなされず軽減税率が適用されないのです。
「高いおせちを買う人は8%も10%も気にしない?」
器も満足していただけるよう、こだわりぬいて作っている。

気になさらないと思う。

この仕組みを分かった上で好みのおせちを選ぶ必要がありそうです。
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