流通大手イオンの傘下に入った100円ショップを運営するキャンドゥは今後5年で店舗数を1.7倍の2,000店体制にする計画を1月14日に発表しました。
原材料価格が高騰する中、どのような戦略を描いているのでしょうか。
イオン傘下入りのキャンドゥ!原材料高騰でも100均維持?
キャンドゥの城戸一弥社長。
今後、さらなる成長を実現するためにはキャンドゥ独自の経営努力に加え、外部の経営資源をも活用することが有益と考えた。
イオングループに入った100円ショップ「キャンドゥ」。イオンの集客力を生かし、成長を加速する考えです。
店舗数を現在の1,180店から今後5年で2,000店に増やす方針。増やす店舗のおよそ半数をイオンに出店する計画です。
一方、懸念されるのは原材料の高騰。1月14日に発表された12月の国内企業物価指数は去年の同じ月と比べ8.5%上昇。
原油などの高騰により企業間で取引されているモノやサービスの価格が上がっています。
キャンドゥの店舗を覗くと200円のスリッパや300円のタオル、500円の充電器も販売。今後、このような100円よりも高い商品を増やすのでしょうか。
「原材料価格高騰で今後100円均一商品の製造や仕入れにどのような影響が出るとみている?」
イオンとの今後の協業において物流改革をして商品コストを下げることは容易にできる。
100円でできない商品が今後出てくる可能性がある。
そういった商品についてはコスト、スペックの見直しやパッケージの見直し、商品の再企画というのを100円で維持できるように努力していきたい。