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[がっちりマンデー] ナゾのがっちり会社「日本信号」を特集!(2)

2019年12月15日

ナゾのがっちり会社「日本信号」を特集!

日本信号株式会社

[blogcard url="https://www.signal.co.jp/"]

日本の交通を支える日本信号には道路以外にももう1つ活躍している場所が…

鉄道まわり。

自動改札機に自動券売機、電光掲示板にホームドアと鉄道まわりのあらゆるものをがっちり作っているのが日本信号なんです。

その売り上げは年間700億円以上。

全国の自動改札作る!1分で70人通過!

そこでやって来たのが鉄道まわりの製品を作っている宇都宮事業所。

生産管理部の林和彦部長、

がっちりマンデー毎週観ております!

「じゃあポーズは?」

がっちり!

ありがとうございます。

早速、鉄道まわりの生産ラインへ。

こちらが自動改札機の生産現場になります。

このエリアの半分ぐらいが改札機の生産ラインです。

広大な工場の中ではJR九州や西日本、小田急に東急、メトロまで全国の鉄道会社の改札機を造りまくっている!

「年間どれくらい?」

年間きょう体数でいえば1000きょう体くらい。

通路数でいえば800~900通路ぐらい。

新たな駅ができたり、老朽化に伴う交換などで全国の鉄道会社から月に80台くらい発注が来るんだとか。

そんな日本信号が誇る最新の自動改札機がこちら。

どの辺が最新なのか…

AFC技術部の浅見賢太郎係長、

改札機、1番特筆すべきところは処理速度ですね。

1分間に70人通過できる!

1人1秒以下。

これまで1分間に60人だったのが70人にスピードアップ。

そんな超高速スピードを可能にしているのが…

センサーがこの黒いマスクの裏にホトセンサーが30個付いてる。

なんと1台の改札機に30個以上ものセンサーが付いている。

何をチェックしているのかというと…

お客様とお客様の間に少しでも隙間が空いていれば!

別の旅客と判断します!

どんなに前のお客様と密着していても、ほんの僅かな隙間をセンサーが瞬時に見つけ出し、1人ずつカウント。

キャリーバッグを持っていてもセンサーが人かどうかをチェックしてしっかり1人とカウントしているんです。

なので1分間に70人通過してもしっかり1人1人認識して通過させているんです。

まさに最新ハイテクの塊ともいえる自動改札機ですが、その製造現場はそれとは結構対照的らしい。

一体どういうことなのか?

そこにいたのは熟練のマダムたち。

しかも生産部門に関わる89人の内53人。実に6割が女性。

しかも皆さん、手で組み立てている!

入社30年のベテラン、相川恵美子さんが組み立てているのは、

ICモジュールを取り付けて、上カバーのガタが必要なんで、このガタを自分で1mm動く程度にする。

大事なのは「ガタ」。つまりちょっとだけあえてぐらぐらさせること。

このぐらぐらがないと…

ぐらぐらがないとカバーの閉まりも悪い!

カバーの閉まりがカチャッていかない。

手で押さないと閉まらない。

相川さんによるとぐらぐらが全く無いとカバーが閉まりきらず途中で止まっちゃう。これじゃ全然ダメ!

程よいぐらぐらがあると「ガチャッ」としっかり閉まる。

実は自動改札機のカバーは詰まったきっぷや提起などを取り出すのにカバーの開け閉めが結構多い。

その都度、駅員さんが修理したりするんですが、この時カバーがしっかり閉まらないと新たな故障の原因に繋がりかねない。

では、この大事なぐらぐら、一体どうやって作るかというと…

相川さん、沢山あるネジのうち1本だけをちょっと緩めて、もう1本緩めた。

そしてカバーを左右にグイグイ。

たったこれだけで見事にカチャッて閉まっちゃった!

この音が必要なんです。

この音です。この音が必要なんです!

もはや理屈では説明できない職人技!

こうした熟練技のおかげで安全でスムーズな自動改札機ができ上がるってワケなんです。

宇都宮事業所では現在全国の鉄道会社から注文が殺到しているマシンがあります。

それが、

ホームドアです!

近年、鉄道の安全ニーズが高まっていることもあり、とにかく大忙しのホームドアビジネス。

ステーションセーフティ技術部の宮澤孝信係長、

年間4,000きょう体を製作。

ホーム数にすると年間60ホーム分も生産。

このホームドアづくりで大事なのがホームに入ってくる列車の種類に応じてホームドアの形を変えなきゃいけないこと。

というのもあるホームは2ドアタイプの列車がだけが乗り入れしたり、別のホームは4ドア専用だったりとホームによって列車の種類がバラバラだからなんです。

中でも最も難解だったのがJR大阪駅。

どの辺が難しかったかというと…

実は1つのホームに2ドアタイプの特急や3ドアタイプの新快速やらと、ドアの位置も数も異なる列車が乗り入れてくるんです。

これではホームドアは難しいと思いきやある方法で一発解決!

なんとホームドアがドアじゃなく長いロープ。

日本信号がJR西日本テクシアと共同開発したロープ型ホームドア。

これならどんなドアにも対応可能。

でもこれどうやって開くのか、皆さん分かりますか?

答えはなんと真上に上がる!

確かにこれならOKです!

まさに道路だけじゃなく、鉄道の安全も守っている日本信号。

年間700億円も納得の数字です。

日本信号は駅の安全を守ってがっちり!

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