梶屋
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桃太郎の故郷としても有名な人口約71万人の岡山市。
中心部には築城400年以上の岡山城が観光スポットして人気です。
そこから車で20分ほど走ると現れる、地元で30年以上愛される「梶屋」。
休日には20人以上が行列を作る人気店です。
看板メニュー
お客様の7割が注文する一番人気のメニューは「えび丼(850円)」。
ご飯の上にはたっぷりとタルタルソースがかかり、3本のエビフライがそびえるように飾り付けられた豪快などんぶりです。
甘すぎない、そしてしつこくないタルタルソースがご飯に合い美味しいえび丼。
タルタルソースはお店で毎日手作りされています。
さらに味の決め手となるタレは海老の出汁が効いています。
タレとタルタルソースとご飯が絶妙にマッチして、しつこくなく食べられます。
見た目と味へのこだわりで人気の梶屋ですが、人気のメニューはエビ丼だけではありません。
さっぱりとした後味が特徴の「中華そば(650円)」やチャーハンの上にトンカツがのったボリューム満載の「カツチャー飯(980円)」など看板メニューが数多くあります。
廃業の危機
長年愛されてきた梶屋ですが2015年に廃業の危機になっていました。
30年前に先代店主の石原耕一さんと妻の洋子さんが始めた梶屋。
数々の名物メニューを生み出し地元の人気店になりました。
しかし2015年3月に妻の洋子さんがガンにより亡くなりました。
石原耕一さんも2015年1月から体調不良になりお店は無期限の休業に入りました。
本当言うとちょっと悔しかった。こういう状態になりお店をやめようかと思った。
石原耕一さんは言います。
営業再開
梶屋の休業を知り常連だった川崎宣考さんが経営の引き継ぎを名乗り出ました。
川崎宣考さんは岡山で「麺屋べんてん」など7店舗のラーメン店を経営している株式会社IPPOの社長です。
お店を続けられなくなっていたので何か提案させて欲しいと話をした。
経営を任された川崎宣考社長。
しかしお店の味をどのように引き継ぐかに苦労しました。
もともとレシピは頭の中にしかないと聞いた。それを全部数値化して誰が作っても同じ味になるようにした。
中華そばのスープは1日に数回濃度計で確認するなど先代の味を再現するようにしました。
先代店主の石原耕一さんも定期的にお店を訪れ味を確認してくれています。
こうした努力があって2015年9月に営業を再開。
休業前と変わらない人気店となっています。
期待を裏切らない味と「梶屋」という屋号を守り続けることと、自分たちの経験をうまく合わせてより多くのお客様に「梶屋」の味を提供していきたい。