[WBS][激変!世界のイノベーション発信地]中国・深圳の金の卵を生むオフィスに潜入!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

通信機器大手のファーウェイやドローン世界最大手のDJIなど世界企業を続々と生む街があります。

それが中国南部の広東省深圳です。

いま企業を目指す若者や金の卵を探し求める投資家が世界からここに集まって来ています。

WBS30周年のシリーズ企画、「激変!世界のイノベーション発信地」。

最終回の今回は中国のシリコンバレーとも呼ばれる深圳に注目し、なぜこの街で有力なベンチャー企業が続々と誕生するのか探るため現場を取材していきました。

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深圳市

高層ビルが立ち並び、中国のシリコンバレーと呼ばれる深圳市。

時価総額で世界5位に入ったインターネットサービス大手、テンセントの本社があります。

高層ビルが並ぶ近代的なエリアと対照的な建物がありました。

中に入ってみると、起業家たちの活動の拠点となるシェアオフィスがありました。

およそ60のベンチャー企業が入居しています。

法狗狗

ロボットが出迎えてくれました。

私は民事訴訟法法律相談員です。どんなことを相談しますか?

開発したベンチャー企業はAI(人工知能)を使った法律相談サービスを提供しています。

法狗狗の徐天宇さん、

夫に殴られたけど、どうしたらいい?

画面には「鋭いモノが置かれている場所から遠く離れること」と対処法が表示されました。

中国の農村部で特に問題になっているという家庭内暴力などさまざまなトラブルへの対処法や法的なアドバイスを行います。

中国は広くて13万人もいるが、弁護士は30万人しかいない。

法律相談を提供する需要に追いついていない。

こちらの会社、立ち上げから1年ほどで延べ50万人にサービスを提供しています。

どのような環境で働いているのでしょうか?

うちの会社は皆、1990年以降の生まれ。

社員の平均年齢は24歳。

深圳のベンチャー企業の主役は深圳は1990年以降に生まれた若者です。

そんな彼らのオフィスは24時間眠りません。

今、こういう長机の状態で作業ができるんですが、テーブルを上げるとベッドが・・・ここでいつも寝ている?

寝るときはこのように下ろします。それで寝られます。

オフィスの横にはシャワー室も完備しています。

そしてなぜかイスが一つだけの部屋が・・・

ここはいわゆる瞑想室。1人で中に入ってゆっくりと考える。

ライトを消して周りは白い壁で1人で静かに物事を考えることができる。

このようなベンチャー企業が集まるシェアオフィス。

運営に必要な費用を深圳市が補助するなど市をあげて奨励していて今では200ヵ所以上あります。

深圳湾創業広場

こちらは深圳市が主導し3年前に立ち上げた深圳湾創業広場です。

シェアオフィスには300社以上のベンチャー企業が入居。

企業に必要な会計上の手続きや法律相談などのすべてのサービスを揃えています。

そして建物の中には毛沢東元主席の像が展示されていました。

3年前、中国政府は世界一のデジタル国家を目指す政策「中国製造2025」を打ち出し、2025年までに製造大国から製造強国へ転換することを目指しています。

中国におけるベンチャー企業への投資額はこの5年で4倍以上に増えていて、ベンチャー企業の育成はいわば国策なのです。

深圳のベンチャー企業の事情に詳しい現地在住の日本人、高須正和氏は、

2015年ぐらいから市民が自分の会社を起業して、たくさん会社ができることによって、いくつかの会社が大当たりする方がいいと政策をがらっと新しい方にスタートした。

「企業の星」コンテスト

この日は深圳市が協賛するベンチャー企業を対象にしたコンテストが開かれていました。

市内で毎週のように開かれるコンテストには金の卵を求め投資家たちが集まってきます。

こちらの男性、上場企業の投資部門担当者です。

9割の企業がなくなり成功する企業は1割しかない。

有望な企業は投資家の間で奪い合いになる。

ベンチャー企業なのでリスクをとらなければいけない

それが投資の本質。ハイリスク、ハイリターンだ。

成功を手にする一握りの企業を求めて資金を投じます。

そして深圳にはベンチャー企業に寛容な環境があるといいます。

Manyx

2年前に教育玩具を製造する会社を立ち上げたManyxの許多さん。

実は2度目の起業です。

「1回目の起業はどういう会社?」

2013年に起業して新しいゲームを開発した。

当時、ゲーム開発がブームで競争が激しく成功できなかった。

一度失敗したにもかかわらず、なぜ再び起業したのでしょうか?

投資家は会社だけでなく起業家、その人間に投資している。

「深圳で大成功したいか?」

必ずできる。

中国で必ず勝てるとは言えないが、負けないとは言える。

いまや深圳のベンチャー企業には世界注目しています。

株式会社三菱UFJ銀行

日本の三菱UFJ銀行もその1つです。

深圳のベンチャー企業はさらなる成長が見込めるためビジネスチャンスが大きく広がっているといいます。

三菱UFJ銀行深圳支店、松本達哉支店長、

ヒト・モノ・カネの三拍子がすごいスピードで集まってきている。

資産家が出す場合もある。

例えば半導体メーカーが商品を具現化するまで自由に活動させ世の中に商品を出して、さらに拡大すると思えば資本を投入する仕組み。

あらゆる形で財政支援をしている。

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