共働き世帯の増加などから家事代行サービスへの関心が高まっていますが、首都圏や関西圏などの8つの都府県でサービスを展開する企業が2月22日に東証マザーズに上場しました。その強みはどこにあるのでしょうか。
需要拡大 家事代行サービス!勝負のカギは安さと早さ
午前9時。
都内にあるマンションの一室をある女性が訪ねてきました。始まったのは部屋の掃除。いわゆる家事代行サービスです。こちらの女性、週に1度は利用しているといいます。
リモートワークが増えて集中的にしなければいけなかったりするので掃除してもらうのはすごく助かる。
この女性が利用しているのが「CaSy(カジー)」というサービス。会員数は13万人を突破しています。
そのCaSyは2月22日に東証マザーズに上場しました。
CaSyの加茂雄一CEO。
われわれのサービスは家事代行サービスのマッチングプラットフォーム。
CaSyで利用できるのは掃除や料理の代行。
依頼したい曜日や時間を選択すると対応可能なスタッフとマッチングされる仕組みで、掃除代行の場合、最短で3時間前までの依頼ができます。
通常の家事代行では電話での受付やスタッフの訪問による下見などがあるため1時間あたり3,000円を超えるケースもありますが、CaSyではそうした手続きを省いて2割程度料金を安くすることができるといいます。
ただ気になるのはそのサービスの質ですが…
この日行われていたのは料理代行スタッフの採用試験です。
その場で食べるときは半熟だが、作り置きでは危ないと思い火を通した。
審査スタッフ
作り置きをイメージして半熟ではなくしている?
採用にあたり仕事のスキルだけでなく犯罪歴がないかなどのチェックも徹底。
現在スタッフはおよそ9,000人登録されています。
お客様が登録したデータと過去の評価が良かったマッチングのデータを照合することでシステム的に相性のいい家事代行スタッフを紹介できる。