シェーキーズ(Shakey’s)
アメリカ発のピザレストラン、シェーキーズ。
シェーキーズが日本に上陸したのは今から44年前の1973年。ちょうどマクドナルドやケンタッキーフライドチキンなど外食産業の出店ラッシュが始まった頃です。
ファミレス文化の走りともいえるこの時代にシェーキーズはピザレストランの先駆けとして登場し、一世を風靡しました。
最大の売りは何といってもランチでピザの食べ放題。まだピザそのものが珍しかった当時、380円で食べ放題ってことで大人気に!お客様がお店のカンカン帽をかぶるのがオシャレだったそうです。
店舗数も飛ぶ鳥を落とす勢い、1994年には90店舗をに。
でも、今はあんまり名前を聞かないような・・・一体あれからどうなっているんでしょう?
やって来たのはよみうりランド。
シェーキーズグループマネージャーをやっています廿楽貴一と申します。
オープンから44年経ちシェーキーズの現在は?
こちらが店舗になります。
「待ちも出てる!」
シェーキーズは今、大人気!
行列ができるほど今も食べ放題が大人気!店内はちょっとおしゃれな雰囲気に変わっているみたい。
しかしシェーキーズ、ここに至るまでには様々な紆余曲折があったのです。
バブル時代前半には90店舗まで拡大。しかし、この時期に大きな試練がありました。
90年代に入ってティラミスが大ブームになりましたよね。その時、イタリアンブームがやってきまして。
東京を中心に空前のイタ飯ブームが。イタリアンレストランが続々と出店することで本格的で美味しいピザが色んな店で食べられるようになりました。
さらに追い打ちをかけたのが、
宅配のピザ屋がブームになりまして。
「その時ってやっぱりちょっとザワつくんですか?」
え~っと・・・かなりザワついたと思います。
宅配ピザの登場。
イタリアンレストランの本格ピザと宅配ピザのダブルパンチで1990年台中期をピークにシェーキーズの店舗は減り続け、2000年には17店舗にまで減りました。
家族向けも!
このままじゃマズイってことでシェーキーズは営業方針を大きく変換します。
それが学生さんだけでなく家族も取り込む作戦。よみうりランド店のようなファミリー向けの新店舗も展開するようになったのです。
そこでは、
平日のランチだけが食べ放題だったのが、夜も休日も食べ放題やっております。
これまで食べ放題は平日15時のランチだけでしたが夜も土日も全て食べ放題に!
こちらはサラダバーも全て入っております。
「食べ放題の中にサラダバーも?」
そうです。
サイドメニューも増やしましたよ。
これまでの食べ放題メニューはピザとパスタ、フライドポテトだけでしたが、サラダバーをはじめドリンクバー、フレンチフライにナチョスなどのメキシコ料理、フライドチキンやカレーライスまで。さらにはソフトクリームまで食べ放題に追加。
ちょっと増やし過ぎではないですか?
これだけあってお値段は、
平日のランチタイムで1,300円。週末は1,650円になります。
運営会社
これだけのメニューを安くって一体どうしてできるのか?
実は裏側にもあるヒミツがありました。
運営会社が変わりまして、ロイヤルグループの店舗となりました。
シェーキーズの運営は2006年からロイヤルホストやてんやを運営するロイヤルグループに変わっていました。
様々な食材をグループ会社のネットワークを活用して仕入れる。するとバラエティ豊かな食べ放題をリーズナブルに提供できるようになりました。
1店舗あたりの平均売上は2年間で25%も伸びて2016年は1億3,800万円。
店舗数もどん底の17店舗から、ちょっと復活して22店舗になりました。
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