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[WBS] 中国の「AIブーム」を追う!貧困地帯のスマート病院!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

AI(人工知能)についてです。

中国ではいま人工知能の利用が急速に広がり、その波は内陸部の貧困地域まで押し寄せています。

中国のAIブームの現場を取材しました。

貧困地帯のスマート病院

広大な砂漠が広がる中国の内陸部、寧夏回族自治区。

1年を通して雨が少ないため、およそ1000年前の西夏王朝の遺跡もその姿を残します。

主な産業は畜産や乾燥に強い果物の栽培。

中国でもワースト3に入る貧困地帯です。

この自治区で最も大きな病院「銀川市第一人民病院」を訪ねると・・・

患者を出迎えていたのはなんとロボットです。

こんにちは!私は医療用ロボットです。

自慢げに語るのは院長の馬暁飛さんです。

ここは人工知能を導入した「スマート病院」です。

聞くと、この8月からいたるところに人工知能を取り入れたそうです。

なかでも力を入れたというのがパソコンがずらりと並ぶこの部屋。

ここでCTやMRI画像を診断しています。

人工知能が腫瘍を見つけて良性か悪性か判断します。

行われていたのは人工知能を使った病気の診断。

患者1人あたり200枚近くにのぼるCTスキャンやMRIの画像をわずか4秒でチェックできるといいます。

この患者の場合、人工知能が4つの腫瘍を見つけた。

悪性の確率は1%。良性の可能性が高いとの診断もしています。

人の目では見落としそうなこんな小さな腫瘍も人工知能なら見逃さないそうです。

この最先端のシステム、実は政府の貧困対策です。

内陸部の貧しい地域では病院や医者の数が足りないため、人工知能で医療格差を埋めようというのです。

我々の医療水準は北京など大都市と比べかなり低い。

だから人工知能を導入したのです。

きっと北京にも負けない医療水準を実現します。

写真アプリから監視まで

一方こちらは上海で有数のフォトスポット。

記念撮影をする人たちの間で人気なのが人工知能を使ったアプリです。

かわいいでしょ?

自動で画像を調整してくれるの。

その観光客を監視するこのカメラにも人工知能が・・・

人混みの中でも1人1人の顔を見分けて記録・監視する中国の警察が導入したシステムです。

株式会社センスタイムジャパン

センスタイムジャパン
SenseTime社はディープラーニングとコンピュータビジョンの世界的なリーディングカンパニーである。自動車・製造業・インフラ等日本が強みを持つ分野に向け、自動運転、人行動理解、顔認識、車両識別の技術を提供すると同時に、ディープラーニングによる環境や状況の変化に柔軟に適応できるロボットに関する研究開発を行っている。

娯楽や医療、さらには監視に至るまで人工知能の利用は中国で急拡大。

関連市場の規模は去年3,500億円に達したとされます。

さらに中国政府は去年、関連市場を2030年までに160兆円規模に育てる目標を掲げました。

こうしたAIブームを追い風に急成長する企業があります。

香港と北京に本社を置くベンチャー企業「センスタイム」。

2014年の創業からわずか4年間で企業の評価額が10億ドルを超える、いわゆるユニコーン企業に成長しました。

強みは人の顔の特徴を読み取る画像認識AI。

センスタイムジャパンの勞世䇊CEO、

私の身分証ですけど、今はだいぶ老けているので・・・

これは人間が見ても同じ人かどうか認識が難しいですよね。

10年前の顔写真と今の顔、これを人工知能に比較させてみると、

これで認証できた。

1秒もかかわらずに本人と確認できました。

人工知能に20億を超える人の顔のデータを学習させているため性別や年令まで見分けてしまうそうです。

このセンスタイムの急成長の背景にも政府の支援があるといいます。

周りの交通を止めて実験させてくれるとか、そういう支援も。

自動運転の技術には欠かせない一般道路での実験は政府側からいち早く許可が出たほか、アジアでも有数な規模を誇る巨大なデータセンターも北京や上海の政府と共同出資して建設しました。

センスタイムはすでに400社以上に自社の技術を販売。

去年12月にはホンダとも共同開発を進めると発表しました。

今後は画像認識AIを活用した自動運転に力を入れます。

車が自動的に障害物をよけたり、横断歩道を渡ろうとしていると歩行者の手前で安全に止まる。

2025年あたりに市街地で乗れるような自動運転を目指す。

格差対策から監視まであらゆる分野に広まる中国の人工知能。

国をあげた開発のスピードは増々加速しています。

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