こちらを覚えている方も多いのではないでしょうか?
去年のバレンタイン商戦で話題となったチョコレートメーカー「ゴディバ」が新聞に掲載した広告です。
「日本は、義理チョコをやめよう。」というものです。
あれから1年、再び商戦が始まりますが、日本の義理チョコはどうなるのでしょうか?
バリーカレボージャパン株式会社
[blogcard url="https://www.barry-callebaut.com/"]
バリーカレボージャパンのパスカル・ムルメステール社長、
2019年は間違いなくチョコレートでわくわくする一年になる。
1月11日、ベルギー大使館で開かれたのは第4のチョコレートとして注目されているルビーチョコレートを使ったバレンタイン商品の発表会です。
カカオ豆に含まれる成分を独自の技術で加工。
着色料や香料を使わずに淡いピンク色と果物の酸味を実現しています。
その目新しさから今年のバレンタインではルビーチョコレートを使った製品が数多く発売される予定です。
製造元であるスイスの会社は今年の売り上げは前年の2倍以上になると見込んでいて、義理チョコを含めたバレンタインの習慣は日本市場の大きな魅力になっているといいます。
義理チョコは素晴らしい。日本ほどバレンタインを楽しむ国はない。
それだけ大勢の人が気持ちを伝え合ったり、感謝を表したりしているということ。
業界は義理チョコ歓迎のようですが…
街の声
今年義理チョコをあげるか?あげないか?欲しい?いらないか?
東京・丸の内で聞いてみると…
「あげる」を選んだ女性は、
「きょう来るかな?」と思ってもらえたらうれしくないですか?
「あげない」を選んだ女性は、
男性が職場に少ないのであげると気を遣わせてしまう。
「いらない」を選んだ男性は、
良い面はあるかもしれないが周りがやっているからやらないととか、もらったら返さないととか、もう別にいいんじゃないか。
丸の内では女性の意見は真っ二つ。
一方、男性は必要ないという声が多い結果になりました。
こんな声も。
「欲しい」を選んだ男性は、
気持ちは伝わるので。
今は自営業なのでそういうのがない。
会社にいたときはもらっていたので余計寂しさが身にしみる。
有楽製菓株式会社
[blogcard url="https://www.yurakuseika.co.jp/"]
そうした中、東京・新橋では…
「ブラックサンダー」が義理チョコやめます。
配られていたのは「ブラックサンダー、義理チョコ中止」のお知らせでした。
低価格を売りに義理チョコの代名詞としてこの時期の販売を強化してきたブラックサンダー。
去年、義理チョコショップを開いた場所で今年も期間限定ショップをオープンしました。
「ブラックサンダー」のお土産ショップです。
「ブラックサンダー」が義理チョコやめて、お土産作りました。
今年打ち出したコンセプトは「お土産」。
店舗内に義理チョコの雰囲気はなく、大きめの箱や袋に入った土産用商品が並びます。
目玉商品もバレンタインらしさはない、この店舗限定の「雷神風濃口しょうゆ味」。
一体、どんな味がするのでしょうか?
天野博幸記者は、
チョコレートの中にしょうゆ味のあられが入っていて、チョコレートとバランスが良くて後を引く感じですね、柿の種チョコレートみたいな味わいですね。
「しょうゆ味の用途は義理チョコではない?」
有楽製菓のマーケティング部、内藤瑠美さんは、
自由でいいが、東京もしくは日本のお土産用として利用してもらえばいい。
実はこの会社、義理チョコ論争があった去年の売上高は過去最高を記録。
論争がプラスになったようにも見えます。
それでも義理チョコ戦線からの離脱を表明する狙いは?
「緻密に練られたPR戦略では?」
どのように受け取ってもらえるかは期待半分、恐ろしさ半分。