カイザーキッチン株式会社
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まず最初にやって来たのは中目黒にあるシュマッツというお店。
結構な混み具合。
なんのお店かというとテーブルの上にはソーセージが。
シュマッツはドイツ料理の専門店。
ソーセージだけでなく、ドイツの定番料理、シュニッツェルなども頼める本格的レストラン。
現在、東京を中心に27店舗を展開中ってことは相当儲かっているに違いない!
このお店の社長が外国人らしい!?
ドイツ人です。
名前はクリストファー・アックスです。
マーク・リュッテンです。
ドイツからやって来た2人の外国人社長、クリストファーさん(32歳)とマークさん(28歳)と若い。
早速ですが儲かってますか?
がっちり!
Danke schön.
シュマッツは2015年に1号店をオープンしてからたった5年で27店舗に急拡大!
なんでそんなにグイグイ行けたのか?
そこにはドイツ人社長2人の緻密な儲かり戦略があったのです。
シュマッツ儲かり戦略(1) あえて東京でドイツ料理
フレンチ、イタリアン、スペインのレストランは東京のどこにでもあるけどドイツ料理はほとんどない。
実際、東京のイタリアンレストランは6,400店、フレンチは3,100店もあるのにドイツ料理は70店もない。
そこで2人は考えた。
日本はドイツ料理の空白地帯。美味しいドイツ料理を出せばチャンスはある!
そして本格的なドイツ料理にするためビールにもこだわった。
ドイツからビールを輸入するとどうしても鮮度が落ちるからドイツ産の原料で日本のブルワリーで作っています。
麦芽もホップも酵母は全てドイツ産の原料を輸入し、あえて日本のビール工場で作る!
ヴァルドリングにプリンツィンガーなどドイツの生ビールを8種類用意。
シュマッツ儲かり戦略(2) スタートは小さく始める
日本でドイツ料理の店を始めることを決めた2人、でもいきなりお店を出すのではなく…
6年前はフードトラックでソーセージを売っていました。
日本人にドイツ料理は受け入れられるのか?
それを確かめるため2014年、中古のバンを買ってキッチンカーに改造。
駐車場やイベント会場などでソーセージやビールを売るというテスト販売を繰り返したのです。
日本人に合わせてソーセージを食べやすいサイズにしたり、微妙に塩加減を調節したり、するとこれが結構売れた。
その年のフジロックフェスティバルでは3日間で4,000本のソーセージを完売!
これならイケる!とお店を作りました。
ビジネスは小さくスタートして改良を繰り返す!
これ慎重で真面目なドイツ人ならではの戦略かも!?
シュマッツ儲かり戦略(3) 味は日本人向けにアレンジ
この日は新作料理の試食会。
2人の社長のゴーサインで新メニューが決まるのですが…
ゴマのシュニッツェルとゆずのザワークラウトを用意してます。
ゴマとゆず、全くドイツっぽくない組み合わせですが、
シュマッツのコンセプトはドイツ料理に和のテイストを融合させること。
例えば「ジャーマンタルタルからあげ」はドイツの漬物ザワークラウトでタルタルソースを作った、まさにドイツと日本が融合した人気メニューなのです。
お客様も、
全体的に味付けがしっかりしてて美味しいです。
カレーが入ってたりソーセージにチーズが入ってたり、日本の家庭料理感がちゃんとあるよね。
本場の味にこだわり過ぎず、日本人に対応する!
この柔軟性も大事なんですね。
ところでシュマッツではドイツ人社長ならではのちょっとしたルールが…
試食会でクリス社長が従業員の女性におすそ分け。
「従業員の人にもやさしいですね。」
従業員はダメ!チームって言葉使ってください。
シュマッツでは「従業員」というワードは禁句!
上下関係のないフラットな組織にする!というのが目標なんです。
だから月に2回、2人の社長が各店舗を訪れて従業員じゃなかった、チームの声を聴く!
彼女はいますか?
フラットだとそんなことも聞かれちゃうんだ!
今年中に40店舗を目指すというシュマッツ!
売上金額は去年は一昨年の3倍になったというから…
シュマッツはチームの力でがっちり!
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