新型コロナウイルスワクチン
1月21日、ワクチンを巡る新たな動きがありました。
武田薬品工業はアメリカのモデルナ製のワクチンについて日本国内での供給に向けた臨床試験を始めたと発表。
6月までに供給の開始を目指しています。
国会でも…
菅総理、
全体として3億1,000万回分を確保できる見込み。
副反応や効果を含めワクチンに関する正しい理解を広べるべく科学的知見に基づいた正確な情報を発信していく。
また、菅総理大臣は接種の状況を管理するためマイナンバーの活用を含めた仕組みを検討するとしています。
国内で2月下旬までに接種が始まる見通しのアメリカ、ファイザー製のワクチン。
パナソニック株式会社
[blogcard url="https://panasonic.jp/"]
課題となっているのがマイナス70度という超低温での輸送や保管ですが、この超低温輸送を担おうと企業の参入が相次いでいます。
パナソニックアプライアンス社のピクセル開発担当、小島真弥さん、
外気温30度のところで約18日間マイナス70度以下をキープできる。
パナソニックが発表したのがワクチンを運ぶ際に使う保冷ボックス「VIXELL(ビクセル)」です。
最大の特徴が、
つなぎ目のない真空断熱材。
つなぎ目がないので冷気の漏れが抑えられるメリットがある。
これまで同様の装置では板状の断熱材をつなぎ合わせたものが多く隙間からわずかに冷気が漏れ温度管理が難しかったといいます。
今回パナソニックは60年かけて培ってきた冷蔵庫の技術を応用し、つなぎ目のない断熱材を作ることに成功しました。
基本的な開発についてはほぼゴールが見えてきた。
今年の春にはお客様に届けたい。
株式会社モビリティープラス
[blogcard url="https://mobility-p.com/"]
中小企業もワクチンの輸送に参入しています。
特殊車両を手掛ける会社が開発したのはワクチンの輸送車です。
荷台の部分にはマイナス120度まで調整可能な超低温の冷凍庫が搭載されています。
中に入っていたバナナは、
くぎを打てそうな感じ。
モビリティープラスの三輪智信社長、
静岡県沼津市の会社がマイナス120度対応の冷凍庫を開発したのを見てこれだと。
正月明けから数日間でつくった。
この企業は以前、トレたまでも取材した電気自動車を充電する車両などを製造しています。
今回の輸送車には独自に開発したエンジンでの発電装置やリチウムイオンバッテリーなどを活用。
走行中でも冷凍庫に電気を供給することができ長時間の輸送も可能です。
価格はおよそ500万円。来月中旬に発売予定です。
マグロの輸送でもマイナス50度ぐらい。
社会のニーズで穴が空いているところを埋めたい。