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[モーニングサテライト]イギリスでロマンス詐欺が増加!背景には深刻な「孤独問題」

モーニングサテライト

今、イギリスでインターネット上で恋人になったように振る舞い、お金をだまし取る「ロマンス詐欺」の増加が問題となっています。背景には新型コロナ対策のロックダウンに加えて、イギリスの根深い社会問題がありました。

ロマンス詐欺

3度目のロックダウン中のイギリス。

来週から学校が再開し、徐々に帰省が緩和されますが、長引く外出規制で増えた犯罪があります。

それがネット上でお金を奪うロマンス詐欺

去年1年で警察への報告件数は18%増え、1件あたりの被害額は140万円を超えました。

ローハンプトン大学のエリザベス・カーター博士、

この犯罪は隠れた件数が多い。

被害に遭っても警察に言わない人が多く、被害者の5%しか報告していないともされる。

詐欺師はまず出会い系アプリやソーシャルメディアを使って接触を図ります。時間をかけて親密になり、もっともらしい理由をつけて送金を迫ってくるのです。

例えば、

ダーリン、お金を今すぐい送ってほしい。母が病院に搬送され、緊急で手術が必要なんだ。

被害者の多くは最技師と直接会ったことはありません。

取材を進めるとこんなサイトまで・・・

ロンドン支局の中村航記者、

こちらロマンス詐欺の細かい方法が書いてあるWebサイトが見つかりました。まるでビジネスの指南書のようなかたちになっています。

「データからお金を請求するまでのひな形」と書かれています。

被害者のことをクライアントと呼び、詐欺に使う偽アカウントの設定やお金の振り込ませ方など事細かに記載してあるのです。

今はロックダウンによって顔を合わせて行う犯罪はできない。

そこでオンラインの犯罪を新たに始める犯罪者たちもいる。

単純に思えるロマンス詐欺の手口になぜ騙されるのでしょう。実際に被害を受けた女性が今後の被害を減らすためと取材を受けてくれました。

シャーロットさん、50代の女性です。

この写真の男と数ヶ月やり取りを続けました。ところがこの写真の人物は実在するものの無関係の人だったそうです。

彼に恋に落ちて、信じてしまった。

フェイスブックの友達リクエストが来て、承認すると普通の会話が始まった。

彼はアフガニスタンのカブールにいる米兵を名乗り、ビデオ会議システムのグーグルハングアウトで会話した。

仲良くなった後に「カードのトラブルがあり現金が必要だ」「自動車事故に遭い治療費が必要だ」などと現金を要求され、合計420万円を騙し取られてしまいました。

軍の基地にいるため簡単には会えないという言い訳も信じていたそうです。

完全に彼に支配されていた。そのことに全く気付いていなかった。

さらに知らないうちに周りの友人とも引き離されていた。

ある時、音声通話中に相手の操作ミスで顔が映りました。写真とは全く違う人物だったので、ようやく騙されていることに気付いたそうです。

普段なら知らない人のリクエストは受けない。でも精神的に悪い状態だった。

その弱さに付け込まれた。まさか家まで失いそうになるなんて・・・

警察の詐欺犯罪監視部門の責任者はイギリスのもう一つの社会問題も指摘します。

イギリス警察詐欺監視部門「アクション・フロード」のアレックス・ロスウェルさん、

ロックダウンで人々が家で過ごすときには"一人きり"の状態でさまざまなつながりを求める。

必ずしも恋愛の相手を探すだけではない。

ターゲットとなる被害者には趣味を通じ、つながりが欲しかった人も多くいた。

ロマンス詐欺増加の背景には孤独問題もあります。

日本よりも前に孤独担当大臣を作ったイギリスでは潜在的なロマンス詐欺の標的が多いのです。

ロックダウンで7人に1人が孤独感で心の健康を損なったという推計もあります。

ロックダウンが終わっても孤独問題は残るためロマンス詐欺には引き続き注意が必要です。

肝心なことは、どれだけ長くしゃべっても、どれだけ相手に信頼を感じても直接会っていない相手には注意し、個人情報もお金も絶対送ってはいけない。

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