緊急事態宣言の延長で大きな影響を受けそうなのが飲食店です。
こちらは2時間ほど前の東京・銀座の様子です。ほとんどの店が午後8時に閉店し、街は真っ暗です。
こうした中、銀座の飲食店が力を合わせて3月3日から新たな取り組みを始めていました。
美味しい銀座デリバリー
[blogcard url="https://ginza-deli.jp/"]
銀座に店を構えて40年になる竹内太一さん。今週から営業を再開しましたが売り上げは思うように伸びないといいます。
土佐料理 祢保希の竹内太一社長、
コロナ前と同じように戻るとは考えていない。考えない方がいいと思う。
活路を見いださないと待っていても良くならない。
そこで新たな挑戦を始めていました。店の厨房で作っていたのはお弁当。
すると…
「美味しい銀座デリバリー」です。
これは3月3日から始まった「美味しい銀座デリバリー」というサービス。1回の注文で銀座の寿司や洋食など複数の名店のメニューを配達してもらえるというものです。
ほかのデリバリーとは大きな違い。戦っていける。
銀座をまるごとデリバリーするというこのサービス。
配達にも銀座ならではのこだわりが…
銀座という格の高い街なので注文客に失礼がないような服装。
配達を請け負う会社は今回、スラックスにジャケットという専用の制服を着用。
さらに配達スタッフは今回、参加する店にも立ち銀座流の"おもてなし"を学びました。
この銀座デリバリーに参加している店のひとつ「日本料理 穂の花」。
日本料理 穂の花の下山哲一料理長、
勝浦産のキンメダイ。脂がのっておいしい。
銀座の名物ママとしても知られるオーナーの白坂亜紀さん。
実現には銀座ならではの難しさがあったといいます。
銀座の店は"一国一城の主"の意識があり、全体でやるのは難しかったが、みんなでやらなきゃという意識が高まって今回の取り組みになった。
飲食店のほか、物流やホームページ制作など銀座にゆかりのある企業が集まり、これまでできなかったオール銀座の取り組みになったといいます。
銀座は大きなブランド。1店1店も素晴らしいが数店舗で結束することでブランド力はさらに大きく発信できると思う。