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[WBS]消費者物価押し上げ!NY家賃高騰の現場

ワールドビジネスサテライト(WBS)

アメリカの去年12月の消費者物価指数が発表されました。

詳細をニューヨークの手塚明日香記者に伝えてもらいます。

アメリカの労働省が発表した去年12月の消費者物価指数は1年前と比べて7%のプラスとなりました。伸び率が7%以上になるのは1982年以来の高い水準で、伸び率が5%を超えるのは8ヵ月連続となります。

アメリカ 12月消費者物価7%上昇!エネルギーなど依存高水準

ガソリンなどのエネルギー価格が引き続き上昇したほか、中古車や食品など殆どの項目で幅広く上昇しました。

また価格の変動が激しい食品とエネルギーを除いたコア指数も前年比で5.5%のプラスと高い水準が続いています。

今回、指数を押し上げた要員の一つに家賃などの住居費があり、4.1%の上昇となっています。

住居費は消費者物価指数のおよそ3割を占める影響が大きい項目です。

家賃高騰の大きな波が広がるニュヨークの現状を取材しました。

アメリカ 築95年で家賃83万円!NY家賃高騰広がる

物価の急上昇について街の人に話を聞くと・・・

「値上がりしたと感じるものは?」

全てだ。家賃は特に高い。

もし家賃がまだ上がるようなら街の北部とか違った場所に移るかも。

支出の3分の1を占めるといわれる家賃が上昇することで家計を圧迫しているのです。

ニューヨーク市マンハッタンのイーストビレッジ。若者が多く住むエリアです。

南向きで日当たり良好なこちらの1LKの部屋、床面積はおよそ57平方メートルで家賃は月およそ55万円です。

この物件の最大の魅力がこちら。

ニューヨークの不動産業者、イリナ・フェレネツさん。

コロナの流行で家の広さや外のスペースが求められるようになった。

こうしたバルコニーがある部屋はとても人気になっている。

この賃貸物件、コロナ前と比べ家賃がおよそ6万円上昇しました。

仕事を求めてこの地域に移り住む人が増えたため、物件の奪い合いとなっているのです。

今はこのエリアでは21室しか空いていない。

ニューヨーク市ではコロナ前なら7,200室ほどの空きがあった。

郊外でも家賃の上昇が加速しています。マンハッタンから北に車で40分ほど離れたスカーズデール。

築95年のこちらの賃貸住宅は・・・

ニューヨークの不動産業者、リサ・アンさん。

ベッドルームとトイレが4つずつあり家賃は約83万円。

リビングには暖炉がついているほか、ベッドルームは4つ、床面積はおよそ230平方メートルです。

屋根裏や地下室も。コロナ前に月におよそ71万円だった家賃は今ではおよそ83万円に上昇しています。

ニューヨーク支局の村井勇太記者。

こちら4部屋あるうちの一番大きな部屋ですが奥にさらにスペースがあり、そちらをオフィスとして活用でき、こうした間取りの家が人気となっています。

在宅ワークと子どもとの時間を両立できるような大きな家を求め都市部から移住する人が増え続けているのです。

この賃貸物件があるエリアではコロナ前は借り手が決まるまでおよそ2ヵ月かかっていましたが、いまは2週間で新たな借り手が決まるといいます。

募集時の家賃も1.5倍になりました。

物件を確保しようと借り手が掲載額よりも高い金額を提示してくることもある。

借り手は収入の3分の1以上を支払うことになり、さらに家計を圧迫する。

家賃高騰の背景には何があるのでしょうか。

今回取材したニューヨーク郊外の不動産仲介業者によるとFRB(連邦準備制度理事会)による利上げの前、住宅金利が低いうちに住宅を買いたいという人が増えているということです。ただ物件の数が足りていないため、住宅価格が上がり、連動して賃貸の価格の上昇にもつながっているとしています。

こうした中、FRBのパウエル議長は11日に議会の公聴会で物価高が続けば利上げを加速する用意があるとしました。

市場関係者からは年内の利上げが3回ではなく4回以上になるのではと懸念する声も出ています。

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