上海ディズニーランド
中国人に人気の国内旅行先の一つ、上海ディズニーランド。
経済が減速する中国で国内旅行は数少ない成長市場。
その市場規模は右肩上がりで今や50兆円以上に上ります。
園内で目に付くのは自撮りをする中国人の姿です。
普段から自撮りをする?
ここに来たことをみんなに知らせたい。
日本以上に自撮りを楽しむ中国人観光客の間で新たな旅行サービスが人気を呼んでいます。
李霜さん
北京から上海に遊びに来た李霜さん(28歳)。
自撮り専用のカメラを持ち歩き、ことあるごとに撮影。
毎日のようにSNSにアップしています。
自撮り大好きな李霜さんが頼んだ新たな旅行サービスとは?
かわいく自然な感じで撮影して欲しい。
旅行先にプロのカメラマンを同行させて好みの場所で撮影を依頼できるサービス「プラス」です。
向かった先は、
ここでいいんじゃない。
上海でも古い町並みが残る地域。
このサービス、ホームページにプロのカメラマンの作品が数多く掲載されていて、利用者は好みのカメラマンを選ぶことも可能です。
料金はカメラマンの腕や期間、旅行先によって異なりますが、李霜さんの場合は上海で半日間の撮影で約3万円。
北京と上海の往復の航空券とほぼ同じ金額です。
決して安くはありませんが、20歳から35歳の若い女性を中心に人気を集めています。
李霜さんは
10点満点で9点。旅行で大事な気持ちを記録できる。自撮りだといつも笑っているだけ。
承影互連(北京)科技
このサービス、「プラス」を展開するのが撮影会社「承影互連(北京)科技」
2年前にサービスを始めた当初は月に数件だった依頼は今や1,000件以上。
陽曦曦COOによると
女性は自分の「青春の光」を記録したいもの。人が求めるのは旅行先の風土や人情、土産中心から体験型に変わっている。
モノからコトへの消費へ。
中国人の意識も変わり始めているようです。