秋の行楽シーズン、美しい季節になってきました。
今日は撮りためた写真をお金に変えられる「ストックフォト」というサービスを取り上げます。
ストックフォト
神奈川県相模原市の河川敷。
写真を撮るのが趣味だという竹谷一夫さん(75歳)。本格的にカメラを始めて15年ほど。
風景を撮るのが好きでぼかしを使った写真が得意だといいます。
しかし、ただ趣味のためだけに写真を撮っているわけではないのです。
こっちに送電線ありますよね。あれを狙います。
「なぜ送電線を撮影?」
電力会社がポスターなどに使うかもしれない。
わざわざ送電線の写真を?
実は竹谷さん、ストックフォトというサービスを通じて企業などに写真を販売しているのです。
仕組みはこうです。
撮った写真はストックフォトサービスの会社を通じて販売。買った側は自由に写真を使うことができます。
写真の販売代金から手数料を引かれ撮影者の手元に渡る仕組みです。
先程撮影した送電線の写真、構図に売れる秘密が隠されています。
売ろうと思って撮る写真は買った企業が商品や文字などを入れる使い方をするはず。構図上、そういう場所を作らなければならない。
それはコピーライターの仕事ですね。
家に帰ると、早速パソコンに向かう竹谷さん。写真をストックフォトサービスに登録していきます。
売れるのは月に20~30枚ほど。去年は36万円を売り上げました。
ストックフォトは趣味というか生き甲斐と言うと大げさですけど。ストックフォトを使い始めて家内が変わりました。以前は「また行くの?」って感じでしたが、最近は「いってらっしゃい」に変わりました。
ピクスタ株式会社
[blogcard url="https://pixta.jp/"]
ここは竹谷さんが利用しているストックフォトサービスの会社。
アマチュアからプロまで約24万人のカメラマンが登録しています。
写真は1枚500円から販売。売り上げの3割から6割が撮影者に支払われます。
ピクスタの岡洋介さんは、
クリエイター(撮影者)は5年前と比べて2.2倍に増えている。同時に売上も伸びている。
売った写真は旅行会社やスポーツジムなどのチラシに使われています。
インターネットの広告写真としても人気があり、需要はどんどん伸びているといいます。
インターネットなので国を超えていろいろな所にお客様がいる。世界中から買われるチャンスがある。
誰でも気軽に写真を売ることが出来るストックフォト。今後も市場が広がっていきそうです。