
OKONOMI
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ステーキやハンバーガーなど肉が主流のアメリカでは魚を食べる機会は少ないです。
ニューヨーク・ブルックリンにある「OKONOMI(オコノミ)」。
開店前から多くのお客様が行列を作っています。
週末には2時間待ちにもなるといいます。
カウンターとテーブルを合わせても12席しかない小さなお店ですが、朝早くからニューヨーカーが足を運ぶ理由は焼き魚定食です。
オーナー兼シェフの原口雄次さんがお店を構えたのは2年前。
寿司や刺し身以外にも日本流の美味しい魚の食べ方があることを知ってもらいたいと始めました。
メニューは魚の塩焼きをメインにご飯やおかず、漬物に味噌汁がついた一汁三菜が基本で、魚は数種類で日替わりです。
スズキは身が締まり美味しい魚、真鯛は身が柔らかい。
そもそも魚の種類をよく知らないお客様がほとんどです。
原口雄次さんはあえて焼き魚定食だけで勝負をします。
この日の日替わりはニューヨーク沿岸部で穫れた真鯛、スズキなど3種類です。
お客様は
調味料を使っていない、魚の味が際立っていておいしい。
月に1度は来る。おいしいから来ない理由はないよ。
お客様を魅了する美味しい魚には秘密があります。
午前3時、ニューヨーク市内にあるフルトン魚市場。
フルトン魚市場は築地に次いで世界2位の規模の魚市場です。
原口雄次さんはアメリカで魚の卸に長年携わってきた魚の目利きです。
アメリカで圧倒的に人気なのはサーモンやマグロなどですが、消費される魚の9割は輸入されたモノです。
原口雄次さんはあえて地元産の新鮮な魚を選びます。
それがお店の強みです。
人気の秘密はもうひとつ
午後6時の「OKONOMI(オコノミ)」。
茹でていたのはラーメン。
夜は魚を使用したラーメン屋に変わります。
魚のアラで取ったダシをベースにした醤油ラーメン。
他にもアメリカ人があまり口にしないアンコウの肝をスープにした贅沢なあん肝味噌ラーメンなどもあります。
お客様は
普通のラーメンと違い海鮮が入っている。日替わりで季節感もある。
昼と夜で業態を変えることで、違った魚の食べ方をお客様に知ってもらえます。
ニューヨークのレストランの魚のメニュー数は日本の10分の1くらい。魚に目を向けていない、もったいない。架け橋になりたい。
アメリカの魚の食文化を変えたい原口雄次さんの思いが行列を作っています。