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[WBS] 信者が街を埋め尽くす!?創価学会「総本部」信濃町の実態!

2017年11月25日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

11月21日の安倍晋三総理、

自衛隊員に「憲法違反かもしれないが何かあれば命を張ってくれ」というのはあまりにも無責任だ。

今週行われた国会の代表質問で安倍総理大臣はこのように述べ、改めて憲法9条に自衛隊を明記すべきという考えを強調しました。

そこで注目されるのが連立与党を組む公明党の対応です。

この公明党の最大の支持母体である創価学会にある異変が起こっていました。

独占取材です。

創価学会

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先週土曜日の11月18日、創価学会の総本部がある東京・信濃町。

駅前には創価学会の宗教施設への道順を案内する人の姿がありました。

その方向に進んでみると人で溢れていました。

さらに巨大な横断幕との撮影会が行われていました。

実はこの日は創価学会が最重要としている創立記念日。82周年を迎え信濃町駅前は祝賀ムードに包まれていました。

土産物店には創立記念日を祝した瓦せんべいやチョコレートクッキーなど様々なお菓子がずらりと並んでいました。

店内では創価学会の名誉会長、池田大作氏がオリジナルソングに合わせて踊りながら歌の指揮を取っている映像が流れていました。

創価学会が総本部と位置づける信濃町。駅周辺にはメインの宗教施設、広宣流布大誓堂をはじめ関連施設が密集しています。

この日のように記念日には多くの信者が集結し信濃町を埋め尽くします。

人の波を追ってみると「記念勤行会会場」と書かれた建物に到着。中から若い女性や高齢の夫婦などが続々と出てきます。

施設内では一体何をしているのか?

「施設の中では何をしていた?」

信者の方は、

お経がある、勤行という。「南無妙法蓮華経」という題目。

元々は日蓮正宗の信徒団体だった創価学会。

施設内では勤行や唱題と呼ばれる宗教儀式が行われていて信者がお経や題目を繰り返し唱えているといいます。

「南無妙法蓮華経」は健康になり、悩みを解決する。一人よりもみんなの声を聞きながら題目をあげている方が生命が躍動する。

熱心な信者を抱える創価学会。公称では信者の数は827万世帯に及びます。

しかし、その創価学会が支える公明党は10月の衆議院選挙で35から29に議席を減少させました。

盤石と思われた公明党の支持母体、創価学会にいま何が起こっているのか?

「池田先生は今何を…」創価学会に離反の動き?

創立記念日の翌日の11月19日。

ある施設に創価学会の信者と元信者、約60人が集結しました。

そして創価学会の元職員、小平秀一さんは、

現在の原田会長を中心とする創価学会本部執行部は師匠(池田大作氏)の「人間主義」「絶対的平和主義」の思想と精神から逸脱し自分たちがやりたいように創価学会を運営し始めているように感じる。

これは創価学会の現在の執行部に対する反対集会。

2年前の2015年、公明党は集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法に賛成しました。

このように安倍政権の保守的な政策に賛成する公明党とそれを支持する原田会長などの創価学会の執行部に彼らは異議を唱えているのです。

2016年2月に創価学会の元職員の3人だけでスタート。

信濃町の創価学会本部前などで定期的にデモを開催していたところ参加者は徐々に増え始め、今では全国合わせて数百人が参加するようになったといいます。

この日も約10人が新たに加わりました。

信者の方は、

安保法の成立で公明党だけでなく「創価学会がおかしくなっている」と確信した。こんなの絶対に変だ!池田先生(名誉会長)が認めるはずがない!「先生は今どうされているのか…」と非常に心配になった。

元信者の方は、

私は不服従。財務(創価学会への資金供給)は出さない。公明党に票は入れない。創価学会の現執行部に言われても服従しないと提唱している。先生(池田大作氏)がお姿をお隠しになったのは2010年6月の本幹部会だった。終わった後に先生は「さようなら」とおっしゃった。いつも「またね」とおっしゃるのに、なぜ「さよなら」とおっしゃったのか。それから一切表に出られていない。

元信者の方が先生と言ったのは池田大作名誉会長のことです。現在89歳。

参加者によると2010年以来、信者の前に姿を見せていないといいます。

会では創価学会や公明党が自衛隊の存在を明記する憲法9条の改正に賛成することを不安視する声も上がりました。

安倍政権が憲法9条の改正を虎視眈々と狙っている。本来、歯止め役にならねばならない公明党と創価学会は権力に骨抜きにされ全く当てにならない状況。

11月24日、公明党の井上幹事長に憲法改正について聞いてみると、

自衛隊は国民の間に定着しているし、今直ちに憲法に明記しなければ支障が起きる状況ではないと思うが、今後党内でそのことも含めてしっかり議論していけばいい。

改めて反対集会に出席していた人たちは、

現場の人たち(信者)が公明党の政策は正しいと洗脳されている。自分で考えることができなくなっている。

反対集会に参加して下から変えていく力になりたい。参加者を増やして創価学会の本部を一周する人間の輪を築いていきたい。

主催者は全国には執行部に対して不満を抱えている信者がまだまだいると強調します。

創価学会の元職員、野口裕介さんは、

現場の学会員の同士はひとりひとりで安保法反対などの声を上げていて村八分に遭ったりとか大変な中で戦っている人が多い。こういった集いで「同じ心の同士がいる」と確かめ合って拡大していくことを今後の目的としていく。

この動き、公明党の山口代表はどう見ているのか?

「創価学会の会員の一部にデモや反対運動を開いている人がいる。」

私はそういう示威行動の実態を正確に把握できていないのでコメントは控えたい。

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