
テレワーク
東京・江東区、午前10時。
真剣な表情でパソコンに向かっているのは輪島文さん。
3日後に控えた大きなプレゼンの資料を自宅で作成しています。
実は彼女、テレワークで働いている最中なのです。
だいたい週1回くらい。丸一日ではなくて、午前中だけちょっと自宅で作業して、その後、会社に行って同僚と作業をしていくケースが多い。
最近のテレワークは自分が最も仕事しやすい時間や環境を選ぶという新しい働き方。子育て中の在宅勤務とは異なります。
今週は金曜日にお客様向けの提案があり、そこに向けた準備を今日、集中的に行っている。その後にチームのメンバーとこの方針でいいかディスカッションをする時間を取っている。
会社だとチームのメンバーと作業しやすいメリットはあるが、集中して作業しようとしているのにメールが来たり話しかけられたりするので、あえて遮断して集中する時間を取るには自宅が私の場合は一番最適。
しかし、働きやすい環境が得られる反面、上司の目の行き届かないテレワーク。
仕事をサボってしまうことはないのでしょうか?
スケジュールが皆から見られるようになっている。「Skype for Busines」でその人がどんな状況なのか色とかコメントで分かる。
Skype for Busines
[blogcard url="https://www.skype.com/ja/business/skype-for-business/"]
例えば顔写真の横に緑のマークがついていたら連絡可能、そのほか黄色は退席中、赤は取り込み中など全社員の現在の状況が一目でわかるようになっています。
さらにシステムを使っていない時間も表示されるのでサボっていると誰の目からも簡単に分かってしまいます。
出社
午前11時30分、自宅での仕事を終え出社する輪島文さん。
ここでもテレワークのメリットがあるといいます。
家で仕事をしてから出社だと通勤時間とずれるので空いた感じで出社できる。
日本マイクロソフト株式会社
[blogcard url="https://www.microsoft.com/ja-jp/"]
輪島文さんが働いているのは日本マイクロソフト株式会社。
テレワークの積極的な活用を会社として推進しています。
午後3時、取引先へのプレゼントして始まったのはオンライン会議。
テレビ電話やチャット機能を使えば会議の場所や時間を選びません。
日本マイクロソフト株式会社のマーケティング担当の輪島文さん、
今までは皆がそろう時間に会議設定なので1~2週間先になりがちだった。オンライン会議を前提に会議をやるとなると、外出中、営業が終わった後に集中できる場所から参加できる。
スピーディーな意思決定を図るため、この日の会議でも別の場所にいる社員にテレビ電話への参加を呼びかけます。
冨士野さん、お疲れ様です。
輪島さん、お疲れ様です。
呼び出された社員がいたのは社内のカフェスペース。
マーケティング担当の冨士野光則さん、
つながりたい時に相手を捕まえて、共同作業が場所を問わずできるので作業スピードはすごく早くなった。
日本マイクロソフト株式会社はテレワークの効果で残業時間が5%減り、女性の離職率も40%減少、社員一人当たりの売り上げは26%増加したといいます。
ビジネスモデル
このテレワークの成果を受けて日本マイクロソフト株式会社のビジネスモデルも変わり始めています。
コーポレートコミュニケーション本部の岡部一志本部長は、
従来のソフトウェア・ライセンスを買ってもらうビジネスは継続するが、今注力しているのはクラウドサービス。課金制で売り上げを上げていくクラウドに軸が変わってきている。
現在、日本マイクロソフト株式会社の売り上げの内、テレワークで使うクラウドサービスの割合は30%台、これを来年度末までに50%に引き上げたい考えです。
そこで日本マイクロソフト株式会社は、このサービスを中小企業に広めようとしています。
株式会社アールプランナー
[blogcard url="http://www.arrplanner.jp/"]
名古屋市にある中堅不動産会社、株式会社アールプランナー。
2016年3月からマイクロソフトのクラウドサービスを利用しています。
導入費用はタブレット端末100台のリース代と初回クラウドサービス利用料を合わせて10万円。
投資の効果は出始めているといいます。
株式会社アールプランナーの梢政樹社長は、
全員がタブレットを持っているので、どこにいても仕事や連絡もできるし、業務の管理もリアルタイムで同時編集ができるので生産性は間違いなく上がっている。
この日やってきた日本マイクロソフト株式会社の営業担当、堀内保子さん。
生産性を上げるため、テレビ電話の活用を勧めます。
ところが社員からは、
いつでも、どこでも発信できてしまうが故に、24時間、年中無休になってしまうのではないか。
いつまでたっても気が抜けない。自宅にいるのに、すごいキレイな感じでテレビ電話に出ないといけないのか。
ここですかさず日本マイクロソフト株式会社の営業担当、堀内保子さんが、
テレビ電話の映像はオフにできる。
ちょっと思っちゃったりしました。
私も自宅で出るときは大体オフです。
テレワークも使い方次第。こうしたアドバイスが新たな働き方につながるといいます。
堀内保子さんは、
ツールはあくまでもツールで、使わないと会社の生産性やメリットが得られない。先を見越して提案する。