
丸森町
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台風から3ヵ月。

復興に向けた最大の課題が町に流れ込んだ大量の土砂。

全く進んでいない。ゼロ。

町の復興の要となっているのが丸森町役場です。

災害後、臨時に設置された災害復旧・廃棄物対策室。

およそ40人の職員が復旧作業にあたっています。
災害廃棄物対策室です。

その中の1人、阿部幹也さん(29歳)。丸森町の出身です。

阿部幹也さん
今までに経験したことがない業務で、役場に入って4年でまだまだ経験が足りない。

実は阿部さん、以前は観光課に所属。災害が起き、災害廃棄物対策室に移動しました。

流木の仮置き場、これは両方ともOK。

阿部さんを指導していたのは原隆一さん。

原さんの腕には広島の腕章が…

この人は一体?
2014年に広島を襲った豪雨による大規模な土砂災害。

原さんは広島市の職員としてその復興に携わりました。

この日、2人が向かったのは多くの土砂が残る住宅地。
いまだ多く残る土砂の量を確認するためやって来たのです。
実は撤去費用の補助金を国から受け取るにはその量を正確に把握しなければいけません。

量はトラックの運搬回数などから算出するのですが、

4トン車は2立米、2トン車は1立法メートル。

それで判断していく。

土木関係の専門用語が飛び交います。
ひとすくいが…ショベル1回分が…これぐらいの量?

ひとすくい?

ひとつかみがいくらみたいな…

あっという間にいっぱいになっちゃうんですね。

配属からわずか1ヵ月、慣れない仕事ですが必死に覚えます。

流木、角材と水路ですね。

原隆一さん
広島から丸森町の復興を支えるために来た原さん。
実は原さん以外にも神戸市や仙台市といった大規模な災害を経験した自治体が職員を派遣しています。

広島の災害ではどこからの応援もなく、どうしていいか分からず大変だった。

経験した人が教えるのが一番の早道。手助けになれば。

本来はそれぞれの自治体で町のために仕事をしているので、丸森町の仕事を手伝ってもらえるのは助かるし、感謝する。

原さん、年内には任期を終え広島に戻ります。
それまでに1つでも多くのノウハウを阿部さんに伝えたいと考えています。
「全部教えられる?」
それは無理。

私も1年半かけてやったことなので。

顔も知っているし、分からないことがあれば聞いてもらえれば。

丸森町にとって手探りの状態で進む復興。
町長は連日ツテを頼り、他の自治体に経験者の派遣を求めています。
丸森町の保科郷雄町長、
なかなか人が集まらず厳しい状況。

未曾有の災害が頻発する日本列島。
被災から復興に向かう経験の蓄積と共有こそが今後の災害対策のカギとなりそうです。
