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[WBS]鶏肉店が苦渋の値上げ!業者間でチキン争奪戦に!?[鶏肉の万富]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

これから1年の中で特に消費が盛り上がる年末商戦の時期を迎えます。

クリスマスには定番のローストチキンや子どもたちへのクリスマスプレゼントのおもちゃ、、そしてお正月の食卓用にサケやイクラ、ウニなどを買うという人も多いのではないでしょうか。

ところがいまこうしたものに値上げの波が押し寄せています。

背景に何があるのか取材しました。

鶏肉の万富

鶏肉の万富
JR山手線駒込駅・東京メトロ南北線駒込駅から徒歩5分。 昔なつかしい雰囲気の残る霜降銀座商店街の公式サイトです。 58店舗の生鮮食品・薬局・精肉店・鮮魚店・青果店・婦人服・生活雑貨などの 店舗が軒を列ねています。六義園・旧古河庭園からも近く、観光でいらっしゃる方にも 足を運んでいただいています。

東京都北区にある鶏肉専門店「鶏肉の万富」。

国内産の鶏を使った焼き鳥や唐揚げなどの惣菜が地元客に人気のお店ですが、いまある悩みが・・・

鶏肉の万富の岡田由美さん。

唐揚げを作るといっても粉も油も鶏肉も値段が上がってきているので5円でも10円でも上げなければならない。

お客様には申し訳ないが私たちも食べていくには・・・

食材の高騰などからほとんどの商品の値上げに迫られたのだといいます。

焼き鳥は1本5~10円、唐揚げは100gあたり20円値上げしました。

さらに頭を悩ませているのはクリスマスの定番料理、もも肉を使ったローストチキン。いま業者の間で争奪戦になっているといいます。

「国産の鶏肉を扱う店に影響が出ている?」

外国産を使っている店も鶏肉が入ってこなくて国産に流れてしまうと国産のものが品薄になってくる。

毎年クリスマスの時期には1,300本ほど売れる人気商品。なんとか量は確保できる予定ですが値上げを検討しているといいます。

12月は鶏肉店にとって一番の繁盛期で需要がどうしても高まる。

上げざるを得ないときは50円100円単位で上げざるを得なくなってくる。

12月はうちも考えないといけないなと頭がいたいところ。

国内の流通量が減っているという鶏肉。町の精肉店や惣菜店に鶏肉を卸している業者「とりつう」を訪ねると・・・

とりつうの工藤和也さん。

これが本日の在庫。

通常だと10段、50ケースが適正在庫。

かなり少ない。

在庫が通常の10分の1まで減ってしまったといいます。

鶏もも肉の袋にはブラジルも文字が。

さらにこちらはタイ。

特にいま在庫が減少しているのがこうした輸入の鶏肉だといいます。

その理由は・・・

コロナによって工場が動かない。

もも肉はブラジル産もタイ産も日本にほとんど入ってきていない。

在庫が薄いので値段が上がっている。

値上がりの要因は輸入鶏肉の品不足。

この業者では4月に1kgあたり350円だったもも肉が500円にまで上がっていて、大量の在庫が必要になるこれからの時期には痛手だといいます。

品薄はいつ回復するのでしょうか?

タイに鶏肉加工の提携工場を持つ商社「石光商事」に聞くと・・・

「タイから鶏肉が入ってこないのはなぜ?」

石光商事の食品部門、吉原彰男リーダー。

工場は稼働しているが従業員の数が確保できないのが大きな要因。

タイの工場はタイの人が50%、残り50%は外国人労働者。

ミャンマーやカンボジアから来ている。

新型コロナの感染状況は落ち着きつつあるものの工場の人手の半分が外国人で入国できないケースも多く、稼働率が通常に比べ30~40%程度にとどまっているといいます。

平均6週間ぐらいの納期遅れはどの工場でも出ている。

年明けまでは続いてしまうかと思う。チキンの少ないクリスマスになる可能性はある。

年末商戦を不安視する声は鮮魚店でも・・・

案内されたのは北海道産イクラのコーナー。パックに入っていたイクラはほんの少量でした。

イクラの醤油漬、28gが462円。

魚屋シュンの渡部博店長。

いっぱい入れると値段が高くなるので少量にしている。

去年も高騰していたというイクラが今年はさらにその2~3割高くなっているといいます。

さらにロシア産のウニもおよそ100gで3,000円以上と去年より3割ほど高くなっています。

日本産はほとんど入っていない。

年末、どうしても欲しいときだが入荷の見通しが分からない。

水産物高騰の原因となっている場所を訪れると・・・

釧路町の海岸に打ち上げられた白くて丸い物体。これは全部ウニの死骸です。

さらにこちらの写真は漁の最盛期を迎えているサケの水揚げの様子。漁師が手に持つサケは死んでいる状態です。

その原因は赤潮です。

北海道東部の太平洋沿岸で9月中旬、プランクトンが異常増殖し赤潮が発生。その影響でサケやウニが死んでいると見られてます。

北海道は10月12日、被害総額は46億円に上ると発表しました。

午後、北海道の鈴木知事やえりも町長らは金子農水大臣のもとを訪れ支援を求めました。

えりも町の大西正紀町長は・・・

えりも町は年間50トン~60トンのウニの収穫があるが、それが全部ダメ。

漁業者全体で1億円から2億円の収入減。

ウニが収穫できるまで4~5年かかる。その間の漁業者の収入はほとんどどない。

いまだ赤潮は発生していると見られ、年末まで食卓への影響は続きそうです。

一方、大阪で開かれたのはクリスマス商戦に向けたおもちゃの商談会。

今年の売れ筋はパソコンのおもちゃ。リモートワークをする親の姿を見て欲しがる子どもが増えているそうですが・・・

商談会を主催したカワダの神埼楓さん。

半導体が世の中で足りていないと言われ、おもちゃのキッズ用パソコンも同じ状況。

少し音が出るようなおもちゃにも使われているので影響は広くある。

ほかにも製品の一部をインドで生産するメーカーからは・・・

ハズブロジャパンの是永雅敏さん。

製造再開はしたが労働者が集まらなかったり、コンテナも取れなくて港に荷物が山積みになった。

食品や生活必需品が優先される傾向がある。

世界的なコンテナ不足や半導体不足に加え、中国で相次いでいる停電も懸念だと指摘しています。

年末の商品の供給が遅れてしまうという状況はある。

メーカーや問屋としては販売期間が減り、チャンスロス(機会損失)につながる。

書き入れ時の年末ですが品不足やそれに伴う値上げがおもちゃ商戦を直撃するかもしれません。

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