アスクル株式会社
[blogcard url="http://lohaco.jp/"]
個人向けのネット通販「LOHACO」を運営するアスクル株式会社。
6月28日、新たなサービスを発表しました。
岩田彰一郎社長は
決まった時間にモノが届くので待ち時間の無駄を解消する。
ネット通販では配達時刻の希望は2時間単位が主流ですが、新サービス「ハッピーオンタイム」では配達時刻を1時間ごとに指定できます。(3,900円の購入。東京・大阪の一部で8月末開始)
配達を外部の運送会社に委託するのではなく、グループ会社に任せることで1時間刻みの配達を実現したといいます。
業界全体で、約2割に達するという荷物を届けてもお客様が居ない、いわいる「不在率」を下げることがサービスの狙いです。
再配送の手間を考えるとお客様が求める時間に届けることで無駄が省ける。そういうコストも計算すると1時間単位の配達でも採算が合う。
古市万祐子さん
東京都内に住む古市万祐子さん。
アスクル株式会社の新サービスを試験的に利用しています。
この日は缶ビールや缶詰など重くてかさばるものを注文しました。幼稚園に通う幼い娘がいて、ゆっくり買い物をするヒマがないためです。
到着の1時間前からは配達の車がどこまで来たか地図で確認できます。
午後6時すぎ
お待たせしましたロハコのお荷物です。
予定通りに荷物が配達されました。
配達が来るまでに「ご飯を用意しよう」「お風呂に入れよう」とできるのでありがたい。
アマゾンジャパン合同会社
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ライバルのネット通販大手アマゾンジャパン合同会社は有料会員サービス「プライム・ナウ」を2015年11月にスタートしました。
首都圏や関西の一部に限りますが注文から最短1時間以内に届けます。
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
さらに株式会社セブン&アイ・ホールディングスは運営する「オムニ7」で注文した商品を自宅だけでなくセブン‐イレブンの店舗で受け取れるサービスを2015年11月から展開しています。
楽天株式会社
[blogcard url="http://www.rakuten.co.jp/"]
楽天株式会社も都内の一部の地域で注文から最短20分で届ける「楽びん!」を2015年8月に開始。
配達サービスを巡る競争は激しさを増しています。
ASKUL Logi PARK 首都圏
そんな中、アスクル株式会社は物流施設でも新たな試みを始めていました。
ロボットの自動ピッキングライン。
2016年3月に試験導入された2台のロボット。ダンボールに商品を詰めるピッキングと呼ばれる作業を機械化しようとしています。
3台のカメラが荷物の位置や箱の空きスペースを確認して商品を詰めます。
ピッキングの作業は1つ1つ、荷物の大きさや位置が異なるため機械化が進んでいない分野です。
アスクル株式会社は都内のベンチャー企業が開発した新しい画像解析技術を導入して、今年秋の本格稼動を目指して調整を続けています。
今、ピッキングの作業を担うのは人ですが人件費の高騰や人手不足が足枷になっています。そこでロボットの投入により更なるコスト競争力の強化を狙っているのです。
配達マネジメントの池田和幸統括部長は
たくさんの商品をより早く届けられる。家庭で待つ時間が少なくなる。
配送にかかるコストが安くなる分、とりリーズナブルに商品を購入できるのでは。