[がっちりマンデー] ショッピングモール「だけ」でよく見る人気チェーン店!(1)

ショッピングモール「だけ」でよく見る人気チェーン店!

株式会社サンクゼール

最初にやって来たのは神奈川県川崎市にあるショッピングモール「グランツリー武蔵小杉」。

1つ目のショッピングモールだけでよく見るお店は久世福商店。

このお店、72店舗中、9割以上の66店舗をショッピングモールに出店。

お店で売っているのは静岡県焼津産の万能だし(1,200円)や千葉県銚子産のさんまの佃煮(600円)など久世福商店ブランドの日本各地の和風の食品が並んでいます。

出迎え頂いた常務の山田保和さんによるとこのお店、かなりのスピードで出店しているらしい。

5年間で今の店舗数になりました。

「70店舗?」

はい。

「めっちゃ儲かっているってことですか?」

そうですね。ハハハハ。

確かにこの笑顔はかなり儲かっていそう。

儲かる理由

なんでそんなに上手くいったんですかね?

ショッピングセンターは日本のものを集めているお店がなかった。

海外のものを揃えているお店はあった。

言われてみると確かにショッピングモールというと海外の美味しい商品を集めたお店はあるけど和の食材の名品を取り揃えたお店は意外となかった。

そこで久世福商店はモールに狙いをしぼって日本中のちょっと良い食品のお店をどんどん出店。

するとこれが大当たりというワケ。

見るからに体に良さそうなパッケージだったり、美味しそう。

味に対してはリーズナブルな感じ。

それにしてもずいぶん久世福ブランドの商品がありますけど・・・

こんなにたくさんの商品をどうやって作っているんですか?

バイヤーが日本中を回ってメーカーを訪ねて商品開発をしている。

久世福商店の商品は久世福さんが自分で作るというよりは日本各地の地元メーカーさんに作ってもらっている。

地方には本当にいいものがたくさんあるが、どうやって売っていいかわからないメーカーも結構ある。

久世福商店がちょっとグレードアップさせておいしくさせて見栄えも良くする。

ブランディング

久世福商店の作戦は地方にあるものは良いのに売り方がイマイチで売上げがパッとしないそんな隠れた原石を見つけて売れるように手直しをするというもの。

例えば屋久島で地元メーカーが作っていた鯖を燻製にした鯖スモークという特産品は、

鯖というよりも燻製というイメージが欲しかった。

鯖を全面に押し出したパッケージから女性が大好きなスモークを目立たせたデザインに変更。

商品名には「さば節屋」と加えてさりげなく老舗感をアピール。

すると全国のショッピングセンターを中心に15万パック以上を売り上げる大ヒット!

そんな久世福の商品作りで一番大事な役目になるのが地方の隠れた名品を見つけ出すバイヤーさん。

6人の社員バイヤーが原石を見つけ出し次々に改良に取り組みヒット商品を生み出す。

バイヤー

今回、地元メーカーとのやり取りの現場を特別に見せて頂けることに。

「バイヤーの人ですか?」

はい。

いかにも仕事ができそうな雰囲気が漂うバイヤーの池田倫司さん。

で、本日は・・・

今お取引がある新潟の漬物メーカーに今ある商品の新しい味を追加したい。

開発と商談に行ってきます!

「なんていう商品ですか?」

ねばねば昆布という商品。

新潟県上越市で地元メーカーが販売していた野沢菜の漬物を久世福商店がブランディングした「ねばねば昆布(500円)」。

昆布と野沢菜のねばねばした食感が人気を呼び、累計販売数200万個を越える大ヒット!

今回、その新しい味を販売するということでメーカーさんのオフィスで相談。

代表取締役の小川克彦さんと副工場長の蓮田英三さん、

この前お話しさせてもらってた神楽なんばん。

少しずつ配合を変えているのでご試食いただいて。

池田さんが目を付けたのが新潟県の特産品「神楽なんばん」という唐辛子。

これをねばねば昆布に混ぜるというのが新商品のアイデアらしく、地元メーカーさんの方で神楽なんばんの比率を変えた3種類の候補を用意してきました。

果たして池田さんの答えは・・・

C(比率5%)が一番配合が多くて辛味はあるけど、やっぱりもっと特徴を際立たせたい。

このC(比率5%)の倍ぐらい思い切って入れて。

なんと池田さん、一番比率が多いサンプルのさらに倍の量を提案。

ところが、

今年の作付け自体がもう収穫に入ってまして・・・

今の所確保できているのが500kg。

含有量が増えると出荷量としては半分近くしかできない。

久世福商店は全国の皆様に一番美味しいものをお届けすることを使命で考えてやっている。

数量限定で販売すれば全然問題ないので。

ぜひそちらでチャレンジできれば。

わかりました。じゃあまた次回試作品を・・・

準備する唐辛子の量がないのならあえて出荷量を減らして限定商品で販売する逆転の発想。

それにしても池田さん、かなりグイグイと口出ししている感じですが、

「バイヤーさんにガンガン言われてムカつかないんですか?」

当初は売上げも小さくて製造も本当に大変だった。

後をついて行ったら販売量が10倍になったんで今はもう「なんでも言ってください」。

久世福商店の年間売上はおよそ47億円。

もちろん商品が売れればメーカーさんもウィンウィンということで、

がっちり!

ですね!