サッカーJ2所属の東京ヴェルディの社長が12月20日付けで株主に送った書簡。

敵対買収案の提示を受けました。

ヴェルディの解体案にほかならず、到底受け入れられるものではありません。

と訴えています。
名門サッカーチームに今なにが起きているのでしょか、経営権を巡るもう一つの戦いを取材しました。

東京ヴェルディ株式会社
[blogcard url="https://www.verdy.co.jp/"]
12月20日に行われたサッカーJ2所属の東京ヴェルディの年内ラストマッチ。
試合は0対1で敗北。名門クラブはかつての輝きを失っています。
試合後ピッチに現れた東京ヴェルディの羽生英之社長、
一つ一つの出来事がこのクラブの伝統や歴史をつくってきた。ヴェルディは誰のものでしょうか。
サッカーの名門に今なにが起きているのでしょうか?
1993年に開幕したJリーグ。
当時のヴェルディはカズやラモスを配したまさにスター軍団。
しかし選手の世代交代とともに成績不振に陥り2005年にJ2に降格。
2009年にはメインスポンサーが撤退し、経営危機に陥りました。
そこで新たなスポンサーとして救いの手を差し伸べたのがスポーツ用品大手のゼビオホールディングス。

当時、ヴェルディの羽生社長は、
皆さんの協力によりヴェルディが今後も活動できるようになった。

あれから10年、ヴェルディは再び経営を脅かされる事態に。新型コロナによる観客数の激減でおよそ10億円の債務超過に転落する見込みです。
そこでヴェルディは増資によって再建を目指しますが、そこに立ちはだかっているのがかつての救世主で株主のゼビオです。
ヴェルディによるとゼビオは増資に反対し、代わりに社長を含む4人の経営陣の退任を要求しています。

ヴェルディはかつて救済してくれたゼビオに対し常に50%以上の議決権を与える契約を交わしています。

私たちに「辞任しろ」とか、株主に対して「売って出て行け」とか敵対的に見える。そこは残念。


スタンドには試合を心配そうに見つめるラモス瑠偉さんの姿も。
東京ヴェルディのチームダイレクター、ラモス瑠偉さん、
OBとして良い方に行ってほしい。寂しい、このまま終わるのは。

元のヴェルディを取り戻すのを何よりOBとして望んでいる。

皆さんの力を借りて復活させたい。

ゼビオホールディングスはテレビ東京の取材依頼に応えませんでした。

ファンは、
解決策を見いだしてもらってヴェルディを来シーズン以降も見たい。

J1に上がる気迫を感じられない。

J1に行けばお客様も戻るし、スポンサーも来ると思う。
