バイオベンチャー企業のユーグレナはミドリムシなどからバイオジェット燃料を製造する実証プラントを横浜市に完成させ11月2日に公開しました。
ANAホールディングスは2020年までにユーグレナのバイオ燃料を使った商業飛行を検討しています。

株式会社ユーグレナ
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実証プラントにおよそ58億円を投じたユーグレナ。

出雲充社長はバイオ燃料100%で走るバスで登場しました。

日本をバイオ燃料先進国にするため「グリーンオイルジャパン」に一生懸命取り組む。

竣工式にはANAやいすゞ自動車の関係者の姿も。

ANAは2020年までにここで製造したバイオ燃料を使った商業飛行を目指します。

敷地面積はおよそ7,700平方メートル。
中を案内してもらうと…

永田暁彦副社長、
これが実際に作られるバイオディーゼル燃料。ジェット燃料とディーゼル燃料ができる。

そしてその原料として使うのが使用済みの食用油とミドリムシから搾った油です。

昆布のような匂いがしますね。

ミドリムシは微細藻類という昆布やワカメの仲間。

廃食油は出てくる量が決まっている。

多く量を作ろうとすると両方を活用した方がいい。

このプラントで製造するバイオ燃料は軽油と同等の性能を確認済み。
いすゞ自動車と協力し、耐久性などをさらに調べるといいます。

車も飛行機も何の問題もないと知ってもらい、一気にバイオ燃料が爆発的に普及するのでは。

課題
ただ大きな課題があります。
現在の小規模なプラントでは製造コストが1リットルあたり1万円。
石油由来の燃料のおよそ100倍です。

ユーグレナでは2025年までに本格的な商業プラントを建設し、1リットル100円まで製造コストを下げる計画です。
大勢の皆さんに毎日気軽に使ってもらえるバイオ燃料にする。
