千葉県の山間の町に週末のランチ時間は1時間以上待ちという人気の料理店があります。
お客様が足を運びたくなるそのヒミツに迫ります。
株式会社恋する豚研究所
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千葉県北部に位置する香取市。
緑に囲まれる県道沿いに現れるおしゃれな建物。
その2階にひときわ人が集まるお店があります。
12時前にもかかわらず満席になるこのお店は?
豚肉料理の専門店です。
お客様は、
11時開店なので、すぐに入りたい時はその前に来ていないと入れない。
都内から。車で1時間くらい。
県外からでもお客様が足を運びたくなるそのワケとは?
豚肉専門店
恋する豚研究所、豚肉専門店を2013年にオープン。
週末のランチ時間には1時間以上待ちになる人気ぶりです。
しかし定番のメニューはなんとわずか2品。
7割の人が注文するのがしゃぶしゃぶ定食(1,280円)。
豚肉本来の旨みを存分に堪能できます。
そしてもう一つは調理も味付けもシンプルなロース肉塩コショー焼き定食。こちらも1,280円です。
何がそんなにお客様を惹きつけているのか?
柔らかい。すごく柔らかい。おいしい。
臭みがなく柔らかくておいしい。
社長の飯田大輔さんが運んできた豚肉。
あるものがほかの豚と違うといいます。
自社の農場で餌から作っているのが一番の特徴。脂が甘くて豚肉特有の嫌な臭いが少ない。
ブランド化
恋する豚研究所で調理している豚肉は自社グループの在田農場で育てたブランド豚「恋する豚」。
一体、どんな餌を使っているのか?
在田農場の在田健一社長は、
発酵飼料を製造していて原料がこのパンの耳。
在田農場ではコンビニやスーパーから出る食品残渣を活用して発酵した特殊な餌を自社で作って食べさせています。
発酵飼料の影響で豚の腸内環境がよくなりおいしい豚になる。
腸内環境が良くなることで免疫力が高まり、健康で肉質の良い旨みのある豚に育つといいます。
「アリタさんちの豚肉」というブランドで売っていたが、2012年から「恋する豚研究所」にリブランディングしてより多くの方に届けようと始めた。
さらにソーセージやハムなども製造し、ブランド化に成功。
パッケージのデザインも一新し、今では紀伊国屋や明治屋など高級スーパーでも取り扱われています。
もともと福祉施設を運営している飯田さんはこの研究所を障害がある人の働く場としても活用。
現在27人が働き、賃金は全国平均に比べ1万円以上高いといいます。
これもブランド化の賜物です。
「恋する豚研究所」はだいぶ知れ渡ってきたので以前に比べだいたい4倍くらい売れている。
リブランディング効果もあり一気に広まった「恋する豚」。
まだまだ行列は続きそうです。