[がっちりマンデー] とにかくたくさん作る! 売る!新企画「意外な『億』ヒット」(1)

とにかくたくさん作る! 売る!新企画「意外な『億』ヒット」

キクロン株式会社

最初にやって来たのは和歌山県和歌山市。

のどかな田園地帯にあるキクロンって会社。

聞き覚えのない会社名だけどどんな億ヒット?

がっちりマンデーさ~ん。

ようこそお越し下さいました。

がっちりマンデー大好きです。

声を掛ける前に自ら駆け寄ってきたかなり前のめりな開発部、塩田かおりさん。

キクロンで作っている億ヒット商品は何ですか?

実はこちらになります。

ご存知ですか?

「スポンジ?」

貼り合わせタイプのスポンジたわし。

キクロンAです。

スポンジたわし

キクロンさんのスポンジたわし「キクロンA(200円)」。

皆さんも見たことあるのでは?

累計販売数で7億2,500万個を突破しました!

「7億!?」

1960年の発売から累計販売数はなんと7億2,500万個。

最大の特徴はスポンジとたわしを張り合わせたこのスタイル。

一体どうやって誕生したのか?

和歌山市の海南市の方でほうきや亀の小型たわしをお作りしていた家内工業が多かった。

キクロンの創業者も亀の子型たわしやほうきを販売していた。

1950年代、キクロンのあった和歌山の海南地域はシュロというヤシ科の植物が豊富だったためたわしの一大産地として知られていました。

ところが1960年代に入ると液体洗剤の登場でたわしに代わり泡立ちの良いスポンジが普及。

しかしスポンジには手強いコゲは取れないという弱点があったのです。

そんな中、生まれてきたのが貼り合わせタイプ。

たわし部分とスポンジを貼り合わせて合体させたのが世界で初めてキクロンA。

スポンジとたわしを一つにするというありそうでなかったキクロンAは奥様たちを中心に大ヒット!

1976年にはキッチン用品として異例の販売数1億個を達成したのです。

本社工場

ということで億を売る秘密を探るべく本社工場へ。

中にはウレタンがいっぱいあるみたい。

このスポンジと研磨粒子入りの不織布を貼り合わせるためだけに開発した接着剤を使っている。

実はこのスポンジのポリウレタンとたわしのナイロンはとっても接着するのが難しい組み合わせ。

しかも、それぞれ違う形状の凸凹があるためさらにひっつきづらい。

しかしキクロンは特殊な接着剤と接着法を生み出し、この2つを貼り付けることに成功したのです。

普段は撮影NGです!

「特別に見せてもらうことは?」

がっちりマンデーですから。

余計なこと言わんとこ!ハッハー。

塩田さんも思わずテンションが上ってしまうほど。

いつもは絶対に撮影ができない工程を今回は特別に見せてもらうことに。

特殊な接着剤は専用のマシンでナイロン不織布にまんべんなく吹き付けます。

これを24枚まとめてプレス機でギューっと接着。

貼り付けが終わったスポンジたわしは1枚ずつ縦にカット。

最後に5枚まとめて糸ノコで横に切れば大量のキクロンAが完成するってワケ。

1日5万個、月に100万個以上作っている。

でも今どき同じようなスポンジたわしは量販店で5個入り100円ほどで売っていますが、キクロンAは1個200円。

10倍近く高いのになぜキクロンAは7億個以上も売れているのか?

キクロンAの良いところは丈夫で長持ちということ。

耐久性

人気のヒミツはその耐久性。

キクロンAはポリウレタンの配合を独自に配合することで伸縮性の高い丈夫なスポンジを作っています。

どれだけすごいのか?

5個で100円のスポンジとキクロンAの耐久性を比較してみることに。

同じ力でスポンジ部分を引っ張ってみると・・・

普通のスポンジは7.2kgでちぎれちゃった。

一方のキクロンAはずっと伸びて・・・倍の14.4kgまで踏ん張った。

キクロンAの評判は広がり年間売上はなんと24億円ってすごい!

キクロンはキクロンAでがっちり!

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