先週末の記録的な大雨で千葉県や福島県で浸水被害が相次ぐなど甚大な被害が出ています。

バス会社や企業の製造拠点がダメージを受けたほか、多くの個人商店は休業に追い込まれています。
一方、復旧作業が進む現場ではあるものが活躍していました。

ちばグリーンバス株式会社
千葉県佐倉市。

鹿島川沿いにあるバス会社、ちばグリーンバスも大きな被害に遭いました。バスが冠水しているのが分かります。

そして10月28日、
先日の大雨で3台ほどバスの避難ができなかったということですが、今は水が引き数台のバスが戻ってきています。

このバス会社全体では所有するおよそ60台のうち40台近くが冠水しました。

通常の4分の1程度の運行で、完全復旧のめどは立っていません。

茂原市
一宮川などの河川が氾濫した茂原市。

株式会社ジャパンディスプレイ

液晶大手、ジャパンディスプレイの工場では大雨でガス供給設備が停電し、10月26日から有機ELパネルの生産を停止しました。

10月28日から生産は再開されましたが業績への影響は調査中としています。
創作スイーツReve

さらに個人商店にも大きな被害が・・・

こちらの洋菓子店「創作スイーツ レーヴ」も営業できる状態ではありません。

これは冷蔵庫。

店が浸水し、水位が上がったことで冷蔵庫もこの通り。天井に突き刺さっています。

店内設備や調理器具なども浸水したため店の再開までには少なくとも1ヵ月はかかるといいます。

物を上げて対策し避難したが水かさが120センチまで来たので意味がなかった。

国土交通省によると今回の大雨によって千葉など5つの県の34河川で浸水被害が確認されました。

その面積はおよそ2,400ヘクタール。東京ドームおよそ513個分に上るといいます。

大雨による土砂崩れなどで10月28日までに10人が死亡、行方不明者は3人となりました。

ケルヒャージャパン株式会社
一方、相次ぐ大雨で被災者たちを悩ませているのが泥の被害です。

浸水被害にあった各地では泥汚れを洗浄する作業が行われていました。

そこで利用されていたのが高圧洗浄機です。

泥はほうきではとれない。高圧洗浄機で出さないと。

社会福祉法人けやきの郷

埼玉県川越市にある障がい者支援施設「けやきの郷」。

台風19号の影響で建物が見ずに浸かり、施設のいたる所に泥が流れ込みました。
けやきの郷の谷島広恵さん、
今は建物の荷物を全て出して泥の撤去作業がメイン。

そこへ1台の車が到着。

作業員が機材を運び込み、高圧洗浄機で壁の泥を流し始めました。

われわれはケルヒャーです。

彼らはドイツの清掃機器メーカーケルヒャーの日本法人の社員。

川越市の被害状況を聞きつけ、この施設の清掃作業の支援を申し出たといいます。

ケルヒャージャパンのマーケティング部、朝喜謙二部長、
これは業務用マシン、家庭用も基本的には同じ原理。

簡単に掃除することができる。

また床下の大量に流れ込んだ泥は水が吸える掃除機を使って吸い上げます。

実はケルヒャージャパンは8年前の東日本大震災により宮城県にあった当時の本社が被災。

その際に福島県での洗浄作業に協力するなど全国の被災地への支援を積極的に行っています。

大雨による被害が相次ぐ中、活躍する高圧洗浄機。
すごくきれいになりました。

ロイヤルホームセンター株式会社

千葉市のホームセンターでは連日多くの人が買い求めにやって来るといいます。

ロイヤルホームセンター千葉みなと店、遠藤彩恵さん、
台風の影響を受けて2~3倍売上が伸びている。

ケルヒャージャパンは今回も被災地に高圧洗浄機などを300台以上無償で提供しています。

一刻も早く皆さんが通常の生活に戻れるよう弊社も支援していきたい。

コメント