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[WBS][ロングセラー研究所] バウムクーヘン

ワールドビジネスサテライト(WBS)

昭和、平成の長きに渡り愛され続けてきた商品にスポットを当てるロングセラー研究所。今回は年輪のような模様でおなじみのあの洋菓子の秘密に迫ります。

株式会社ユーハイム

ユーハイム | Juchheim
創業1909年。日本で初めてバウムクーヘンを焼いた、カール・ユーハイムから受け継がれるドイツ菓子を「純正自然」で提供する、神戸に本社を置く、製菓会社。

広島市内で行われたイベント。およそ150人が並んで作っているのはバウムクーヘンです。

この日、世界一長いバウムクーヘン作りに挑戦し、20メートル87センチというギネス世界記録に認定されました。

でも、なぜ広島でバウムクーヘンなのか?その理由は今年でちょうど100年前にさかのぼります。

実は日本で初めてバウムクーヘンが売られたのは今の原爆ドーム。

作ったのは日本に来るつもりがまったくなかったドイツ人。

甘いバウムクーヘンに隠された波乱万丈の物語とは?

カール・ユーハイム氏

老舗洋菓子メーカー、ユーハイム。

神戸・元町の本店ではここでしか食べられない切りたてのバウムクーヘンが人気です。

しっとりとした食感がおいしい。

「バウムクーヘン好きな人?」

店内に飾られた夫婦の写真。この男性が創業者のドイツ人、カール・ユーハイム氏です。

カール氏をよく知るユーハイムの河本武会長は、

青島(中国)を経由してアメリカへ行く夢を持っていたが、第一次世界大戦で1915年、捕虜になって日本に連れてこられた。

カール氏が連行されたのは広島の収容所。

5年に及ぶ捕虜生活の中、1919年に捕虜が作った物品を展示するイベントが開かれました。

その場所は広島県物産陳列館。

実は現在の原爆ドームです。

そこでカール氏は日本で初めてバウムクーヘンを製造販売し好評を得たのです。

捕虜生活から開放されるとカール氏は日本でお菓子を作り続けることを決意。1923年、神戸市内に菓子店「ユーハイム」を出店しました。

当時の作り方を再現してもらうと・・・

職人2人が付きっきりで生地を付けては焼き、付けては焼きの繰り返し。表面には角と呼ばれる出っ張りができ、今よりかなり無骨な姿でした。

しかし、店が軌道に乗ってきたところに今度は第二次大戦が勃発。混乱の中、カール氏は病に倒れ、奇しくも1945年8月14日、終戦の前の日に亡くなりました。

しばらくして焼け野原となった神戸にユーハイムで働いていた職人たちが戦地から戻ってきました。そして、カール氏亡き後のユーハイムを復活させると誓ったのです。

バウムクーヘン

その誓いは今でも・・・

ユーハイムの加藤正太さん、

こちらがバウムクーヘンの生地を作っている部屋。

材料は厳選された卵、バター、砂糖、小麦粉。その比率は昔から2:1:1:1。

人間の都合に合わせずに素材の都合に合わせて作る。

カール氏の教えを今も忠実に守り、添加物を加えない昔ながらの作り方です。

そして焼き上げる作業。回転する棒に生地を付ける。

生地が付いた棒は奥のオーブンに向かい、一回りして焼けた生地の上にまた生地を付ける。大きいものだとこれを20回ほど繰り返します。

キレイに焼き上がりました。

全国に4ヶ所ある主要な工場で合わせて年間およそ2,000トンのバウムクーヘンが作られています。

ロングセラーの極意

そんなユーハイムのロングセラーの極意とは?

Alte dinge, die auch neu sind, werden fur immer sein.(古くして新しきもの、永遠に栄える)

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