京都伊三郎製パン
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やって来たのは福岡県久留米市のはずれ、長門石という小さな町。
ここに怪物級の売上を誇るパン屋さんがあるということで、まだ日も明けきらない開店時間の朝7時にお店の向かうと…
おっと、なにやら人だかり!
行列ができている!
その名は福岡なのに「京都伊三郎製パン」。
ごった返す店内ではお客様がパンを取りまくる!
一体何でこんなに売れているのかというと…
100円のところ。
100円。
100円だから安心。
京都伊三郎製パンの特徴は100円均一。
明太子をはさんだ「博多の明太子フランス」や手間の込んだパイ生地で包んだ「ダークチェリーのクロワッサン」、一番人気は溶ろけそうになったグラタンをフランスパンに乗せた「グラタンパン」もすべて100円。
種類はなんと150種類以上とまさにパンのダイソー!
店長の湯川公祥さん、売り上げはいかほど?
月々の売り上げが1,700万円がマックスです。
「ぼろ儲けじゃないですか!」
いやいや!全然!
失礼ながらこんな小さなパン屋さんが月商1,700万円!っていうことは年間売上げ2億円!
しかも、この京都伊三郎製パンは全国にチェーン展開をしていて、その数49店舗。
一体、その儲かりの秘密とは!?
探ろうとしていると…おや?
なにやら明らかに変な人が…
恐る恐る近づいていみると…
私がのぶちゃんマンです。
ここの社長です!
このお方が社長の滝下信夫さん。
名刺もかなり独特!
株式会社のぶちゃんマン
社長によるとこの京都伊三郎製パンを展開しているのは京都に本社を置く「のぶちゃんマン」というアウトレット家具販売の会社。
本業が厳しくなって一発逆転を狙って始めたパン屋が大ヒットしたらしい。
大事な宣伝のときにはのぶちゃんマンの格好をしているそうで、がっちりマンデーの取材にもこの格好で登場してくれたというワケ。
ただ、いまいちお金の話が頭に入ってこないので普通の格好に着替えてもらって本題へ。
100円パンで儲かる理由って一体何なんですか?
そこを考えたんです。儲かる仕組みを!
100円均一パンで儲かる仕組みその1「九州の小さな町を狙って出店」
安くて美味しいパンを売りたいと思った滝下社長、そのためにまず考えたのは場所。
私たちは2等地、3等地にお店を出す。
賃料は売上げの3~5%ぐらい。
お店の家賃が安ければパンの値段も安くできる。
そこで京都と大阪の1店舗ずつを除いて残りの47店は全部家賃の安い九州の小さな町に出店。
ちなみにこの長門石店の家賃はこの広さで35万円。京都なら100万円以上する物件です。
そしてエリアを九州に絞ったのにはもう一つの理由が…
京都は日本一パンを食べる。
京都を100にすると宮崎は60のパン消費量。
社長いわく九州にはまだ自家製パンのお店が広がっていない。
普通は市場がないと思うけど逆に伸びしろがある。
パンに馴染みが薄いからこそ儲かりのチャンスがあるってワケ!
100円均一パンで儲かる仕組みその2「一ヶ所で作って冷蔵で配送」
京都伊三郎製パンが売れる一番の秘密は福岡工場にあるらしい。
ここで九州全域のパンの生地を作っている。
この工場で九州全47店舗で売るパンの生地から全て作っている。
ここで作った生地を各店舗に配送し、お店は焼くだけでOK!
一ヶ所でまとめて作るからグッとコストダウン、100円均一が可能になるってワケ!
そして、もうひとつ美味しさへのこだわりが。
冷凍ではなく冷蔵。
工場で作ったパン生地をお店に運ぶとなると冷凍して生地を傷めないようにするのがセオリーですが、京都伊三郎製パンはあえて冷蔵にして新鮮さを保っている。
冷蔵で運べるのもお店を全部九州に集中させているから。
福岡工場からどのお店も片道3時間以内に配送できるから新鮮なままお客様に届けることができるんです。
社長、見た目によらずよく考えている。
こうした工夫で4年前から始めたパン事業は年商1億5,000万円から10倍の15億円までアップ!
2020年には九州で100店舗まで拡大するというから、
のぶちゃんマンは100円パンでがっちり!
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