国内の掃除機市場は縮小傾向ですが、ロボット掃除機のシェアは増加していて、ある調査ではシェアは12%にも上っています。
その中でも有名なのがルンバです。
2月19日、新たな機能が搭載された最新機種が発表されましたが、こうしたロボット掃除機の人気の高まりによって「ルンバブル」と呼ばれる新たな生活スタイルも広がりを見せています。
アイロボットジャパン合同会社
[blogcard url="https://www.irobot-jp.com/"]
アイロボットジャパンは2月19日、ルンバの最新機種を発表しました。
注目はクリーンベースと呼ばれる黒い箱。
充電ができるほか、ゴミ収集機になっていてルンバのゴミ容器30杯分がためていけます。
またカメラやセンサーから得た情報で作成した地図を元にして部屋ごとの掃除を指示することができます。
これまでさまざまな価格の製品を投入することで売り上げを伸ばしてきたアイロボットジャパン。
18年度は前の年と比べて25%増えました。
アイロボット社製品のロボット掃除機の日本でのシェアは67%と圧倒的です。
アイロボット・コーポレーションのコリン・アングルCEOは、
日本での成功はとても喜ばしい。アイロボットにとって日本は最も重要な市場。
日本での成功を強調するコリンCEO。
その成功を象徴するような言葉があります。
ルンバブル
「ルンバブル」とはルンバと出来るという意味の英語「able(エイブル)」を組み合わせた造語です。
ルンバの性能を十分に引き出すための環境や工夫のことを意味しています。
では、このルンバブル、どうやったら実践できるのでしょうか?
整理収納アドバイザーの高野ひかるさん。
ルンバブルな片付け術を個人レッスンなどで教えています。
当然、そのご自宅もルンバブル。
「上着は玄関入ってすぐの場所に掛ける場所を作っているんですか?」
ここにかける場所がないと夫も子供もリビングに持ち込んで床に置いてしまうので。
ルンバブルの鉄則(1)「床に置く様なものは部屋に持ち込まない」
子どもたちが床に置きがちなカバンや上着、さらに靴下、これらはなるべく部屋には持ち込まず玄関にかける場所を作るか、部屋の中でも収納場所を決めることが大事だといいます。
ルンバをかけるときに全部拾って歩かなければいけなくなるので。
子どもでもしまえる場所に置き場所を決めている。
ルンバブルの鉄則(2)「家具は動かせるものを選ぶ」
テーブルもルンバをかけるときは上げている。私でも軽々持てるぐらいの大きさ。
置き場所もすぐ近くにあるので上げてルンバのスイッチを押して出かける。
ルンバをかけるとき、テーブルはもちろん、ダイニングのイスもすべて床から上げるのが高野さん流ルンバブル。
棚に上げるテーブルなどにはフェルトが貼ってあり、接地面を傷つけることはありません。
さらに大型の家具にも一工夫が。
実はこのソファも脚の所にフェルトを貼っていて押せば動かせる。
これは簡単、私も1人で動かせるぐらいスーッと動かせるようになっている。
同じ要領で重たいピアノもこの通り。
テレビ台も下にキャスターが付いているため女性一人でも楽に動かせます。
動かすのに1分もかからないので、こういう形で活用するのも良い。
「家具を買うときにルンバに向けての家具を選ぶとなると選べる家具が限られる?」
家具のメーカーと話しているとルンバに対応した家具というのもすごく増えてきていて、選択する幅も広がってきている。
松井産業株式会社
[blogcard url="http://ram1951.jp/"]
実際に街の家具店に行ってみると…
RAMの為我井翔店長、
全てルンバ対応のソファ。
「どういう特徴がある?」
ルンバ対応になっているので脚が10センチ以上になっている。
こちらの店が扱うおよそ8割のソファはルンバが下に入れる作りとなっています。
4~5年前からルンバをすごく意識して家具選びをする人を見かけるようになった。
リノベる株式会社
[blogcard url="https://www.renoveru.jp/"]
さらに部屋のリフォームを手がけるリノベるでは、お客様にルンバブルなリフォームを提案しています。
ルンバを充電するための電源コンセント部分を床下に隠しているほか、段差のない全面フラットな作りなどが特徴です。
時短したい共働き世帯や高齢者などその人気はまだまだ続きそうです。