いま開かれている国連総会ではアメリカのトランプ大統領、日本の安倍総理、そしてアメリカと対立するイランのロウハニ大統領など各国の首脳たちが一堂に会しています。
その国際舞台で演説をしたのがスウェーデンの環境活動家、16歳のグレタ・トゥンベリさんです。かなり険しい顔をしています。
環境問題に対する政治家の姿勢を痛烈に批判しました。
グレタ・トゥンベリさん
国連本部に到着したトランプ大統領。
それを睨みつけているのがグレタ・トゥンベリさん(16歳)です。
グレタさんは1年前から気候変動など環境問題の解決を求め抗議活動を開始。
その活動は世界中の若者から共感を集め、広がっています。
そのグレタさんが9月23日、国連の気候行動サミットに登壇しました。
私が伝えたいのは「私たちはあなたを監視している」ということ。
すべてが間違っています。私は本来ここではなく学校にいるはずです。
あなた方は若者に希望を求めてきた。よくそんなことができますね。
多くの人が苦しみ、地球の生態系は崩壊しつつあります。
絶滅が始まろうとしているのにあなた方はお金や経済成長の話ばかり。
よくそんなことができますね。
「How dare you(よくそんなことができますね)」と繰り返し、各国首脳に涙ながら怒りをぶつけたグレタさん。
よくそんなことができますね。あなた方は事実から目を背け続け必要な対策を全くとらない。なのに「十分やってきた」という。
16歳の少女が決死の覚悟で政治家に訴えたのは具体的な行動でした。
小泉環境大臣
演説を聞いた小泉環境大臣は、
「Hoe dare you」ですよね。あれは強烈でしたね。
私も含めて皆が重く受け止めたと思う。
しかし…
「日本は地球温暖化の大きな要因の石炭火力発電が多いがどう対処する?」
減らす。
「どうやって?」
…
トランプ大統領
この会合には気候変動そのものに懐疑的なトランプ大統領も急きょ参加。
演説後、トランプ大統領はツイッターで、
彼女は明るい未来を目指していてとても幸せそうに見えた。見られて良かった。