
23.7%、これは1月の宿泊施設の客室稼働率です。

新型コロナの感染拡大による移動制限や旅行の自粛で宿泊客が激減するなか営業停止や閉館に追い込まれるホテルも少なくありません。
こうしたホテルを別の形で活用する取り組みを取材しました。

株式会社イデラキャピタルマネジメント
[blogcard url="http://www.idera-capital.com/"]
大阪のビジネス街に1月にオープンしたオフィス「ビズミックス淀屋橋」。見た目は普通のビルですがある特徴が…

イデラキャピタルマネジメントの土橋賢治さん、
こちらのビズミックス淀屋橋はもともとホテルとして利用していたものをオフィスとして一棟まるごとコンバージョン(転換)した。

もともと大阪を中心に展開するWBFホテルの一つでしたがコロナによる宿泊客の激減で去年5月に閉館。

その内装をレンタルオフィスに作り変えたのです。

かつてフロントだった場所は、昔の形を残して受付にしました。


廊下はレイアウトはそのままにオフィスらしい色に塗り替えました。


客室は16平米のツインルームが定員4人のオフィスに様変わり。


こちらはツインルームを2つつなげて8人部屋にしました。

100あった客室が54のオフィスになりました。部屋の所々にはホテルだったときの名残も…

トイレやユニットバスが一式ついていたので、それを全部取り払って。

その配管部分がこういった形で出ている。

これを全部取って処理すると大変なのでデザインの一部として仕上げた。

配管をそのまま残すことで撤去するコストの削減にもつながりました。

ここにはホテルならではの機能が…
もともとホテルの客室だったので24時間の換気機能がついている。

さらに壁もホテルのものをそのまま活用。防音性に優れているそうです。
おーい、おーい。

隣の部屋から高性能のマイクで聞いてみると…
かすかに聞こえるがほとんど気にはならない。

室内のレイアウトは感染対策も意識しました。

座席は全て壁向きにして対面型を避けました。
また全てのフロアにカフェスペースを配置。1階のカフェが混雑し、蜜状態になるのを防ぐためです。

2月に入居したこちらはコミュニケーションアプリの開発などを行う企業「シンクスマイル」。在宅勤務が増え、出社人数が減ったため元のオフィスを引き払い、2月からここを利用しています。

シンクスマイルの窪田友里さん、
オフィスというより部屋感が強いので使い心地はとてもいい。

今は3人部屋だが、例えば人が増えた場合にこのビル内で移動できるのはとても便利。

オフィスの解約や契約変更は3ヶ月から6ヶ月前の通知が一般的ですが、ここでは1ヶ月前まで対応しています。

コロナ禍で非常に色々なオフィスに対する考え方が出てきている。

今すぐ人数を増やしたいとか減らしたいというニーズにも対応できるようにしている。

このオフィスを運営する三井物産・イデラパートナーズは今後、ホテル以外の物件の転用も検討中です。
三井物産・イデラパートナーズの菅沼通夫社長、
居酒屋や飲食系が入っていた店舗もこういったサービスオフィスへの転用は可能だと思っているので。

そういった幅広い転用を含めシリーズ展開していきたい。
