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[WBS][NEXT STAGE コロナとの戦い]治療薬開発の最前線![ヒューマンライフコード株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新型コロナの克服に向けてはワクチン開発だけでなく新たな治療薬の開発でも世界がしのぎを削っています。

今回、日本の国家プロジェクトに選ばれたある治療薬の開発の最前線を独占取材しました。

ヒューマンライフコード株式会社

ヒューマンライフコード株式会社 | Human Life CORD inc.
ヒューマンライフコード株式会社は、胎盤・臍帯などヒト組織由来の幹細胞を細胞医薬として再活用し、 難治性疾患の根治、障害された組織の修復を目指して、2017年4月に設立した会社です。

先月、神戸市内にある病院「パルモア病院」で、

おめでとうございます。

新たな生命が誕生しました。

そこで行われていたのが母と子をつないでいたへその緒の回収。

医療廃棄物だったへその緒が新型コロナの治療薬になるかもしれないのです。

携わるのが東京・日本橋にあるヒューマンライフコード。2017年創業のベンチャーでへその緒を使った細胞医薬の研究開発をしています。

ヒューマンライフコードの原田雅充社長、

自分のへその緒って取ってないか?

木箱に。

日本は難病になった時、へその緒を乾燥したものをすりつぶして煎じて飲めば病気が治るというおまじないから持っていた。

今度はリアルにへその緒が役に立つ。

去年、東京都のコンテストで最優秀賞を獲得。

東京都の小池知事、

おめでとうございます。

世界的にも注目されるへその緒の細胞医療の分野でその将来性が評価されました。

へその緒から取れる細胞は人工のIPS細胞とは異なり自然で人間で最も若い細胞といわれています。

すでに白血病患者への投薬で実用化が近づいています。

社長の原田さんのデスクにはきっかけとなった1枚の写真が・・・

産後の産物を使った治療の第一号の患者で、これまで捨てられているものを使い救える患者がいることに衝撃を受けた。

待っている患者のために1日でも早く細胞医薬を提供したい。

それを忘れないためにここに飾っている。

以前、原田さんがアメリカの製薬会社で開発責任者をしていた頃、難病の少年が胎盤を使った治療で命を救われたのです。

可能性を感じた原田さんは会社を辞め、起業を決断しました。

そして今年6月、大手製薬会社と共に国が進めるコロナウイルス治療薬の開発プロジェクトに選ばれ重症患者向けの治療薬開発に着手しました。

ライセンス契約を結び共に研究を進めるのが東京大学医科学研究所です。

担当するのは中村登紀子准教授。

臍帯(へその緒)はどの程度カット?

1mmくらいの大きさ。

へその緒をどう治療薬にするのでしょうか?

細かくカットし、細胞の増殖を促すこの特殊な液体に浸します。

これをCO2の濃度を一定に保った装置の中で10日ほど保管。

へその緒1つでおよそ1,000人分。

1gから100万個もの細胞が作られます。

治療薬はコロナに感染し、重度の呼吸不全となった患者に点滴のように血液中に注入。

すると肺の過剰炎症を抑えて再生・修復できるといいます。

へその緒の細胞は他の人からであっても男女、人種を問わず使用ができると専門家も期待を寄せます。

自治医科大学の医学部、小澤敬也名誉教授、

全身の副作用を回避できる可能性がある。

培養すると非常によく増えるのでたくさんの患者に投与して治療できる。

しかし最大の壁となるのが薬の保存です。

そこで最新の技術に注目。

液体窒素の充填作業を開始する。

特殊な容器に液体窒素を入れることであのファイザーのワクチンのマイナス70度を倍以上超えるマイナス150度の環境を作り出せるという結果が。

どこまでの温度帯だったらこの容器で耐えられるか?

薬の輸配送を担当するアルフレッサの川田純也さん、

日本の夏場の環境、30~35度くらいであれば十分もつ。

完成した治療薬をこの容器の中に格納。

この技術によって治療薬の安全な保存と輸送が可能になるといいます。

治療薬は来月にも患者への投与が開始され慎重に治験を進めていきます。

これまで捨てられていたへその緒を活用した新たな治療の選択肢を作っていくことは重要な使命。

夢物語ではなく、現実のものとして心豊かな社会を築くため臍帯(へその緒)由来の細胞で寄与したい。

そして昨日、清水建設の本社。

そこに原田さんの姿がありました。

清水建設と提携し、東京大学医科学研究所の地下にへその緒治療薬の専門の製造所を建設すると発表。来年夏に完成予定です。

へその緒を安定的に調達し、数千人分の患者に届けられるような細胞を作れる施設が必要。

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