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[WBS]若者対象に”特典”!「車」「旅行券」でワクチン接種率アップ?[群馬県]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

8月27日、新型コロナウイルスの重傷者が初めて2,000人台になりました。

いま感染は30代以下の若い世代を中心に拡大していて、東京都では新規感染者の3分の2を占めています。

ただ、ワクチンの接種率を見てみると東京・渋谷区の場合はまだ17%程度にとどまっています。

若い世代の接種理を上げる方法として今ある特典が注目されています。

群馬県

群馬県

柏木大治記者。

今日からスタートした渋谷のワクチン接種会場に並んでいた人たちが入っていきます。

東京都は8月27日、JR渋谷駅近くに若者が予約なしで受けられるワクチンの接種会場を開設しました。

接種枠は1日当たり200人程度でしたが、開始の4時間以上前から300人以上が行列を作る混乱に・・・

急遽、整理券を配り受付を終了しました。

今までコロナウイルスをひとごとだと思っていたが、家族で弟と妹が感染し身近なものだと。自分もかかるかもしれないという焦りで。

これだけの人が来ることは想定してほしかったと思うが。

ワクチンを受けたくても受けられない人がたくさんいることが浮き彫りになったと思う。

東京都では想定以上の集まりに8月28日からは抽選券を配布する形で対応します。

東京都の小池知事。

早朝からただただ並ぶことがないよう、抽選による受付の仕組みを検討している。

ワクチンをこれからも受けていただくよう都としても最大限努力する。

東京都の新規感染者数を年代別に見ると30代以下が3分の2以上を占めています。

その30代以下について渋谷区で2回のワクチン接種を終えたのはおよそ17%にとどまっていて、いかに若者の接種を進めるかが課題となっています。

その若者の接種を強力に推し進めているのが群馬県です。

群馬県は6月下旬頃から若者への接種を始めたものの思うように接種率は上がらず、8月1日時点で2割以下の状態でした。

そこで県が6日に新たに打ち出したのが、ワクチンを接種した人へのインセンティブ(特典)です。

9月末までに2回接種を終えた20~30代の人に抽選でスバルのSUV(スポーツ多目的車)「XV」や県内旅行券をプレゼントします。

担当者は・・・

群馬県の新型コロナワクチン接種推進局、大久保聡局長。

若い人にインパクトがある特典を考えていた。

地元企業であるスバルに今回の事業に賛同してもらい、車を1台寄付してもらうことになった。

特典を発表した8月上旬以降、20~30代の接種が増加傾向にある。

2割ほどだった若者の接種率が特典の発表から3週間で43%に増加。県は特典の効果が一定程度あったと見ています。

若者が喜ぶ企画を通して、みんなが接種するならすごくいい企画だと思う。

接種を促進していく面では必要なこと。言葉だけでは難しい部分がある。

県は来月末までに20~30代の2回接種率を7割に到達させたい考えです。

この特典が一つのきっかけとなり、ワクチンに注目してもらって、ワクチンの正しい情報をつかんでもらえればこの事業の目的がかなったと思う。

自治体が独自に行うワクチン接種の特典について政府は・・・

加藤官房長官。

接種を受けてない人に対して何らかの不利益を与えるものではない。

一定の形で行われる取り組み。

これは直ちに不当な差別的取り扱いに当たるとは考えてない。

ワクチンを接種しない人を差別するものではないとして容認する考えを示しました。

日本よりワクチン接種が進む国では特典を付与する動きが広まっています。

アメリカやイギリスでは接種率が一定を超えると伸び悩むという、いわゆる7割の壁が立ちはだかっています。

ネックとなっているのが接種に対する若者のためらいです。

その課題を解決するためアメリカで行われている特典とは・・・

ワシントン支局の中村寛人記者。

こちらの店ではワクチンを接種した証明書を見せればドーナツが無料でもらえるということです。

アメリカで若者に人気のクリスピー・クリーム・ドーナツでは接種が完了した人を対象にドーナツを毎日1個、今年の年末まで無料で提供するサービスが行われています。

学生の多くは金に困っているので無料の食事の提供はワクチンの接種を受けようという気持ちになる。

ワクチンの接種を受けるように促すことは本当に良いこと。

みんなドーナツが大好きだし。

さらに今週、FDA(’食品医薬品局)がファイザーのワクチンを正式に承認したことを受け、30日から1週間期間限定で提供するドーナツを2個に増やすといいます。

クリスピー・クリーム・ドーナツのコロンビアハイツ店の従業員、ナイシャ・モローさん。

2つ目は友達に渡してワクチン接種を勧めるためのもの。

キャンペーンは思った以上に反響がある。

ほかにも中西部、オハイオ州では5月に接種した人に100万ドル、およそ1億1,000万円が当たる宝くじを実施。

この取り組みが公表されてから直後の1週間の接種数は前の週よりも43%増加しました。

一方、イギリスでは・・・

ロンドン支局の中村航記者。

イギリスでは政府が民間企業と組んで若者のワクチン接種を促すプログラムを始めています。

今回はロンドン支局のエリザベス・パーシュさんが実際に体験してくれるといいます。

タクシーでワクチン接種会場へ。

接種を終えるとスマートフォンで何やら登録します。

これでタクシー台が後で返ってくる。手続きは簡単だった。

専用アプリでタクシーを呼び、接種証明を送ると会場までの往復の料金が実質タダになるのです。

ほかにも大型スーパーが1,500円相当の商品券を配布するなど、若者を対象にした特典を設ける動きが8月に入り本格化しています。

日本でもワクチン接種者に特典を付ける動きは広がるのでしょうか。

政府の分科会メンバーで行動経済学の専門家は・・・

大阪大学の感染症総合教育研究拠点、大竹文雄特任教授。

接種意欲を高める上で金銭的なインセンティブは効果的。

最高でも1万円の金額が与えられたら接種したい人は摂取希望しない人の半分いる。

大竹特任教授らの調査によると1万円程度の金銭的な特典があれば、接種を希望しない人のうち半分が接種をする意向だといいます

金銭的なインセンティブがあっても絶対に受けたくない人は一定数いる。

年代にかかわらず大体1割くらい。

そこまでは何らかのインセンティブを工夫することで接種率は高まっていく。

早いタイミングで特典をアナウンスすることが大事。

知っているとワクチン接種の機会があれば今のうちに受けておこうと若者は思う。

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