清水建設株式会社
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ビルづくりは建物より杭が大事
清水建設、メインのお仕事はビルづくり。
「GINZA KABUKIZA」や「コクーンタワー」に「山王パークタワー」など100m超えのビルをガンガン作っている。
では、ビルづくりにはどんな難しさがあるのか?
そこで今回、滅多に入ることのできない建設中のビルを特別に案内してもらえることに。
ミキサー車の脇を通り抜けた先にあったのは…
地下が2階、地上が40階。地下が19m、地上は150m。
都心のど真ん中に高さ150mの高層ビルを建設中。
お店やオフィスなどが入る複合施設が2021年に完成予定。
そんなビルづくりで最も大事な現場があるということで地下へ。
狭い階段を降りていくと…
「ここは?」
清水建設の建設所長、飯塚実さん、
地下2階にいます。
この下が建物の土台の基礎になる。
基礎の下に建物の一番大事な杭がある。
今回は杭が68本で地上から40m下まである。
」
ビルづくりココが大事①「建物よりも建物を支える杭」
ビルづくりで一番大事なのは建物よりもその建物を支える杭の方。
高さ数十メートルものある筒状の鉄筋を地下深くまで掘った穴に降ろし、コンクリートを流し込んで固めたら完成。ビルの杭は打つんじゃなくて流し込むんですね。
そして杭づくりで重要なポイントが、
40mあるのでまっすぐ打つことですね!
1本でも杭が傾いていたらビルをがっちり支えないどころか、傾いてしまうなんて恐れも…
慎重にも慎重を期さないといけないんです。
だから、
「だいだい期間はどれくらい?」
杭が68本ありますが3ヶ月半かかりました!
ビルづくりココが大事②「スケジュール管理」
そして、もうひとつ大事なことはスケジュール管理。
この日は2回の床部分をコンクリートで固めていく作業。
ではどんなスケジュール管理が必要なのか?
今日は1時間8台ペースでミキサー車が44台入る。
「1時間に8台来るんですか?」
来ますね!
「そういうのもスケジュール作ってる?」
作ってますね!
こちらがコンクリートなどの搬入スケジュール表。
11時から17時の間で1時間に8台、計44台が来ることになっている。
さらに、
生コンの工場を選定するときに現場まで40分から60分で持って来られる工場を選ぶ。
建設現場まで1時間以内に搬入できる生コン工場を選んでいる。
これにも理由が…
時間を決めないとコンクリートの品質が悪くなる。
固まってしまう。
「どれぐらいで固まる?」
夏の時期だと90分。
製造してから90分以内でコンクリートを流し込む。
コンクリートを製造してから現場で流し込むまでで90分。
つまり搬入が遅れるとミキサー車の中のコンクリートが固まって使いものにならない。
作業時間もコストも余計にかかってしまう。
なのでゼネコンである清水建設がしっかりスケジュール管理をしているんです。
では本当に1時間に1台やって来るのでしょうか?
都心の混雑する中、スケジュール通りに8台到着。
現場の作業は予定通りにキレイに仕上がっているってワケなんです。
ビルづくりは設計図通りが大事
続いてのビルづくりの現場は神奈川県横浜市にある横浜グランゲート。
「何階建てですか?」
清水建設の横浜グランゲート建設所長、阿部勝範さん、
19階建てです。
現在、中ではエレベーターのレール取り付けの真っ最中。
ビルづくりココが大事③「設計図通りつくる」
この作業で大事なのが設計図通りつくること。
実はビルづくりにはわずかながらミリ単位でズレが生じることがある。
そのためエレベーターのレールを1階から最上階までまっすぐ取り付けるのはかなり難しい。
レールが真っ直ぐでないとエレベーターがグラグラ揺れたりしてとっても危ない。
そこで作業員はある線を基準にして真っ直ぐかどうかチェックしているんです。
それが…
「あの線なんですか?」
ピアノ線。
「ピアノ線を使うんですか?」
ピアノ線から距離がいくつかというカゴの動くレールを合わせてます。
そう、ピアノ線。
「他の線でも良いのでは?」
他の線だとヨレたり切れたりする。
設計図通りにエレベーターを取り付けるのにはピアノ線が欠かせないんです。
作業員の皆さん、気をつけて頑張ってください。
清水建設はビルづくりでがっちり!
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