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[WBS] 忘年会で大成功の飲食店!そのノウハウの秘密とは!?

2016年9月29日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社ぐるなび

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飲食店にとって稼ぎ時の忘年会。

まだ約3ヶ月ありますが、9月28日に都内で開かれていたのは「忘年会対策セミナー」。

居酒屋の店主など、多くの飲食店関係者が詰めかけていました。

株式会社ぐるなびの田中泰博さんによると

お客様の動き出しは10月、11月と早くなっている。それを上回る準備をして情報発信していくことがポイント。

開催したのは日本最大級のレストラン情報サイト「ぐるなび」。

去年の忘年会で大稼ぎした店舗の事例など勝ち抜く術を紹介。

忘年会の告知をいつ始めたかを聞いたら、売り上げ増加店舗の61.3%が9月、10月から始めている。

その他、いかにネットで予約を取りやすくするかなど、実践的なアドバイスを真剣な眼差しで聞き入ります。

ぐるなび商品展示会

そのセミナー会場の隣では、食材の展示会。

全国各地から集まってきた生産者達が自慢の一品を持ち込んでいました。

参加した飲食店の人たちは忘年会のメニューをここで探すこともできるのです。

農業生産法人GRA

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宮城県のベンチャー企業が作った、いちごのワイン。

農業生産法人GRAの福島雅史さんによると

香りの甘い感じにだまされそうだが、飲んだ感じはすっきりする。

生産者にとっても飲食店業界は大きな取引先になります。

ワインのマーケットは小売りを「1」にすると、飲食店が「10」。飲食マーケットで戦える商品として広げていきたい。

少人数でやっている居酒屋などでは、なかなか全国を回って食材を見つけることが難しいのが現状です。

ここで忘年会メニューの売りになる食材を見つけようと血眼になっていました。

この日、目立った食材は徳島のブランド地鶏「阿波尾鶏」に、宮崎牛のサーロイン、さらに女性のためのお肉、ダチョウのお肉とアボカドを餌にして育てた豚「アボトン」です。

アボトンを試食した飲食関係者は

あっさりしている。

イタリアンレストランのオーナーは10月に新メニューを出して、忘年会の下見に来るお客様を取り込む戦略です。

10月にアピールしながら、12月に来てくださいとなる。年末に勝てば、次は歓送迎会、3月、4月に勝てるので一番の勝負。

今から準備を万全にしておかないと年末商戦では勝ち抜けないといいます。

株式会社ぐるなびの竹島美保さんによると

10月から大型の忘年会の人数が撮りやすいので、今から準備を飲食店の人に意識してもらうようにしている。

新宿高島屋

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一方、百貨店では年始に向けた動きが始まっていました。

おせちの予約販売が9月28日から始まりました。

株式会社高島屋では約850点のおせち料理を用意、有名料亭やホテルなどの豪華なおせちもずらりと並んでいます。

そんな中、最近人気のおせちに異変が起こっているといいます。

おせちバイヤーの桑原慎太郎さんによると

お客様のニーズが一段のおせちに集中している。昨年はこの分野だけでプラス20%という大きな売り上げ。

人気の理由

単身世帯やシルバー世代の増加もあり、少人数向けの一段だけのおせちが人気となっているのです。

株式会社高島屋ではさらなる需要を見込み、一段のおせちを去年よりも3割増やしました。

さらに一段のおせちが人気の背景には他にも理由があります。

和食だけでなく、洋食や中華など色んな味を楽しみたいというお客様の声に加え、さまざまな種類のおせちを一段ずつ組み合わせて自分好みのオリジナルのおせちを作りたいというお客様のニーズも高まっているといいます。

おせち商戦

秋から早くもヒートアップするおせち商戦。

苦戦の続く百貨店業界にとっては負けられない戦いのひとつになっているといいます。

おせち料理のマーケットは年々伸びていて、弊社も2000年に入って毎年売り上げを落とした年がない。百貨店全体では厳しいと言われているが、おせち料理は有望なマーケットとして品揃えを強化している。おせちは昨年同様、2ケタ以上の伸びを期待している。

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